第50回目となるフィットネスベンチャー研究会(FVL)の講師は、ハーバード・ビジネス・スクール教授クレイトン・M・クリステンセン氏の近刊『ジョブ理論』(原題 Competing Against Luck、ハーパーコリンズ社刊)の日本語版解説を書かれている株式会社INDEEJapan代表取締役テクニカルディレクター津田真吾氏と代表取締役トレーニングディレクター山田竜也氏。

『イノベーションのジレンマ(原題 The Innovator's Dilemma)』などの著作で知られるクリステンセン教授の科学的な理論を応用し、世界的な企業の成長戦略と新規事業の創造を手掛けている米国イノサイト社と提携し、日本代表パートナーとしてグローバルなネットワークを築きつつ、大手企業の社内ベンチャーやベンチャー企業の支援を手掛けているのが、株式会社INDEEJapanです。同社は、「ジョブ理論」に基づいた「JOBSメソッド」を使ったコンサルティングに加え、ワークショップなども積極的に提供しています。

「JOBSメソッド」とは、業界に訪れている破壊的な変化を理解し、未解決のジョブ(顧客が本質的にやりたいこと)を発見することで、新しい事業アイデアを作る手法。J-O-B-Sの4つの観点からなるフレームワークを使って体系的な問いを積み重ね、顧客像と解決すべき課題をあぶり出していくことで、「未解決のジョブ=ビジネスチャンス」を発見します。

クリステンセン教授の『ジョブ理論』は、変化創造や変化対応が求められるフィットネス業界において、フィットネスクラブを展開する企業が、いかに顧客のインサイト(Jobs to be done)を掴み、これからの時代に対応したマーケティングやビジネスモデルを構築するのかについて、大いにヒントを与えてくれます。

そこで、クリステンセン教授とも親しく、またその理論にも精通している津田氏と山田氏のお二人に、ジョブ理論」に基づいた「JOBSメソッド」についてわかりやすく解説いただいたのち、簡単なワークショップを交えて、フィットネス市場におけるイノベーションモデル創造へのアプローチについて学びを深めたいと考えました。

「イノベーション」実現をミッションとする経営層、企画開発担当者、現場のリーダーらに向く内容になっています。どうぞ奮ってご参加ください。