フィットネスクラブは、アメリカ発のサービスであり、ビジネスでもあるため、日本のフィットネス事業者は、これまでアメリカのフィッ
トネス事業者から多くを学んできました。これからもそれをする必要性はあるのでしょうが、単に模倣するだけでは成長できないでしょう。

キーポイントを押さえたうえで、世界のよいところと日本のよいところを両取りし、独自の経営・運営を目指すべきでしょう。
では、その独自の経営・運営とは?「モノからコトへ、そしてコトからヒトへと向かう潮流のなかで、日本においてフィットネスクラブこそ、最も可能性のある業種」と述べる株式会社アーキセプトシティ代表取締役クリエイティブディレクター室井淳司氏。『すべての企業はサービス業になる』(宣伝会議刊)などの著者として知られ、博報堂でもクリエイティブディレクターを務めていた同氏に、今後どのような方向でフィットネスクラブのサービスをデザインすればよいのか、そのポイントを解説いただきます。
今号の特集記事「世界の活かし方」でも、「機能ではなく幸福をデザインせよ」「機能性を追求するのではなく、コミュニティ化していくためのあり方を追求せよ」「マイナスをゼロにするような取り組みを推奨するのではなく、ゼロをプラスにするような取り組みを推奨すること」など、貴重なアドバイスをいただいた同氏から、改めてさらなる気づきやヒントをいただこうと思っています。

どうぞ奮ってご参加ください。