2021年9月、ONESWEAT(旧SWEAT 1000)の共同経営者であるジョーダン・ストローズ氏とアナベル・ストローズ氏は、テキサス州ヒューストンの高級地区であるリバーオークスで、同社のリブランディングとリデザインを新しい2900平方フィートのスタジオで発表した。現在、ヒューストン地域に2つのクラブを持つONESWEATは、リバーオークス・クラブで新しいデザイン・アプローチを強調している。

ストローズ夫妻は、通常のプロセスを逆算し、顧客体験から作業を進めた。その結果、SNSのトレンドを反映した外観と、すでに成功しているプログラムの中心部分を改善することに焦点を当てることができたのである。

トレンドの追跡

ONESWEATは、若い顧客層をターゲットにしており、この層のSNSでのコミュニケーションや集客方法として、バーチャルの活用は大きな役割を担っている。

ジョーダン氏は「リバーオークスの施設は、私たちのお客様に対するコミットメントです。部屋やロビーのデザインは、お客さまやインスタグラムにとても優しく、SWEATの再設計された性質に生命を吹き込み、私たちのクライアントの強く洗練された性質を反映しているのです。私たちは、ヒューストンのコミュニティの中心的存在であり続けられるよう努力しています」と説明する。

デザインのインスピレーションについて尋ねられると、ジョーダン氏は妻のアナベル氏に委ねていると言う。

「妻のアナと、Jawda + Jawda Designのクリエイティブデザイナー、サラ・ジャウダに聞いてみてください」と笑顔を見せる。
「私たちのデザインの目的は、誰もが認識できる異質の空間、エリア、壁をつくることでした。看板、LEDライト、ブルーの照明、ロビーの壁に選んだタイルなど、写真の背景でも「そうだ、あそこだ」と認識できるようなものにこだわりたかったのです。そうしたデザインの手がかりは、建物全体、そして私たちのビジネス全般にも活かされています。全体として、私たちのチームは、木材、生のスチール、コンクリート、白い壁などをうまく組み合わせ、モダンで心地よい雰囲気を作り出しました」

SNSだけでなく、会員のモバイル端末への依存度を考慮したデザインにした。ONESWEATは、会員とのやりとりや予約の90%がモバイルデバイスで行われるビジネスを想定して計画する必要があったと