プールなどの水泳施設はフィットネスクラブにとっては大きな資産であり、競合他社とビジネスを差別化する重要な手段だが、すべての施設が適切に運営・管理され、清潔で、適切に維持されることが重要となる。
アクアティクスとプール施設およびプログラミングは、IHRSAの「2019 Profiles of Success」でフィットネス専用施設の利益センターとして5位にランクインし、トップクラスのフィットネス専用クラブの総収入の1.6%を占めている。プールへのアクセス、水泳指導、水中エアロビクス、その他会費でカバーされないサービスは、すべて収益に加算される可能性がある。また、水泳は、運動不足の人が熱望するアクティビティの上位にランクインしているのだ。
水泳施設を円滑に運営するためのベストプラクティスガイドライン
水泳施設は、運動不足の消費者を惹きつけるのに有効な手段である。水泳施設を円滑に運営するためのガイドラインを3つのカテゴリーに分類した。
【1】 アクアティクススタッフの資格とトレーニング
【2】 スイミングプールのメンテナンスと運営
【3】 安全な水環境の維持
【1】アクアティクススタッフの資格と研修
①すべてのコーチ、水泳インストラクター、ライフガードに、全国的に認められた資格を維持し、専門的な資格だけでなく、継続的な教育要件を完了することを義務づける。特別なニーズを持つ子供や大人と一緒に働く従業員のバックグラウンドチェックを考慮してもよい。
②現地のガイドラインに基づき、ライフガードおよびその他の技術系社員(プール運営者/技術者、建築技師など)が勤務していることを確認する。
③ライフガードは、支援を必要とする水泳者を支援する能力について、1ヶ月に1度程度、能力テストを受けるものとする。この能力テストは、管理チームの評価者が観察する現実的な演習を含むべきである。ライフガードは、定期的に訓練を受けるべきである。
④スイミングプールのプラントエンジニア及び技術者は、妥当なレベルの一般的訓練と、可能であれば現場特有の 訓練を受けるべきである。
【2】スイミングプールの維持管理および運営
⑤プールの稼働率に対応する各監視区域のライフガードゾーンを考慮する。ライフガードゾーンは、エリアだけでなく、行われる活