新規事業に取り組むフィットネス事業者は増えているのに、なぜスケールする企業は稀有なのか。
市場には似たようなサービスが溢れ、差別化に苦戦する。その原因は「発想」そのものにあるかもしれません。
ソフトバンクの孫正義氏が学生時代から実践してきた「1日15分の発明習慣」に、業界を変えるヒントが隠されています。
フィットネス事業者にとって、新規事業としての新業態・新サービスへの取り組みは、今や欠かせないものになりました。しかし、既存業態に取り組みながら、それに取り組みスケールさせた企業は稀有です。
自社にとっては新規事業でも、市場から見たら同じような業態・サービスが存在し、そこでプレゼンスを発揮できないということも多いのではないでしょうか。スケールさせるには発想から変えることが求められるのかもしれません。
そこで、その発想自体を巨人から学んでみるのはどうでしょう。
ソフトバンクの孫正義氏は、学生時代、どんなに忙しくても1日15分だけ「発明」のために時間を割いて、次の3つの発想をしていたといいます。
(1)日常で「不便だ」「困った」と思ったことをメモし、その解決策を考える。
(2)物事を水平方向に広げたり、逆にしたりして考える。
(3)全く関係のないもの同士を組み合わせて、新しい価値を作る。
というのも、1日15分、この3つの型で強制的にアウトプットする習慣をつけると、残りの23時間45分、脳が無意識に考え始めてくれるらしいのです。これは、脳に「網(レティキュラー・アクティベート・システム)」が張られるからだそうです。
孫さんのイノベーションのための発想法は、ざっくり言うと、(1)ニーズの注目、(2)アンラーン、(3)組み合わせの三つですよね。この中では、特にバイアスをプレークする2つ目のアンラーンが、強力そうに思えます。それは、私たちが無意識のうちに「これまでのやり方」に縛られているからでしょう。
例えば、フィットネスクラブには、トレーナーが必要だとか、施設が必要だとかいう「常識」が邪魔をして、24ジムやオンラインフィットネスをつい最近まで発想しにくかったということもあるのではないでしょうか。
フィットネス/ウェルネス領域で、これら3つの発想法を使って新規事業を発想すると、どんなことになるのでしょう。
例えば、こんなアイデアが出せます。