パーソナルジム X'sENO(ゼノ)は、柔道整復師の資格を持ち、同地域の病院内のリハビリテーション科に勤めていた清水隼太(はやと)氏が開業し誕生。顧客の目標達成を後押ししている。

パーソナルジムX'sENOは、2023年4月24日にJR埼京線「北戸田」駅から徒歩3分の場所にオープン。

「高校までは野球、大学からはラクロスを経験し、将来的には自分の大好きなスポーツに関わるキャリアを志しました。ただ、身体の本質を知るべく、最初はメディカル領域からスタートしました。やっと自分のお店を出すことができて嬉しく思います」と清水氏は言う。

実際、このメディカル領域の知見が、スポーツ現場にも広く活かされている。一番は身体の機能、特に可動域に着目したファンクショナルトレーニングを中心としたメニューを、きちんとした根拠や知識のもとに提供できるからだ。

「ランジなどの種目を行うことが多いです。そのため、あえてパワーラックではなくハーフラックにすることで、それらの種目を行いやすくしているほか、ジャンプボックスやバランスボールなども取り揃えています」と清水氏は説明する。

ただただ身体の見た目を重視するのではなく、身体の動きの良さを追求するうえで関節を大きく動かす必要のあるメニューを組むことが多い点が、X'sENOの特徴でもある。

店舗名の由来は、多様な目標を、未知数を意味する数学の不定数詞「X」に例え「個々の理想や目標(One’sX)」を逆さ読みにした造語。メディカルの経験を活かし、今ではリハビリ目的、ボディメイク目的、スポーツ目的の会員がそれぞれ4:4:2くらいの比率で在籍している。

「施術台は折り畳み式ではなく、しっかりと設置できるタイプのものを選んでいます。高さが低く安定していることで身体評価やコンディショニングを行いやすいからです」と清水氏はこだわりを見せる。

集客の状況は想定人数に対して順調に推移している。オープン当初は病院時代の知り合いがX'sENOにも通ってくれるケースが多かった。今でも病院と相互に送客しあうほどの関係性を築いている。

一方で、2ヶ月目以降からはボディメイクやスポーツ目的の純粋な新規会員が増加。北戸田駅周辺には競