フィットネス産業は「分解と組み替え」を経て「個別最適化」、そして「個人化」へ
「デフレーミング」と言う言葉をご存知だろうか。フレーム(枠組み)がなくなるという意味の造語で、高木聡一郎教授(東京大学大学院情報学環)が著書『デフレーミング戦略』(翔泳社刊)で提唱する経済学の概念である。その定義を簡潔に示すと、『伝統的なサービスや組織の「枠組み」を超えて、内部要素を組み合わせたり、カスタマイズすることで、ユーザーのニーズに応えるサービスを提供すること』となる。
各産業のサービスは「分解と組み替え」を経て、専門特化した業態へと「個別最適化」に向かい、最後には「個人化」に進