一般的なパーソナルジムでは、トレーナーの指導力を強みとし、パワーラックを使用してマンツーマン指導を行うジムが普及している。

これらのジムでは、運動効果がトレーナースキルに依存しやすい点や、人件費のコントロールなどが課題となることもあろう。

パーソナルジムW2では、テクノジムのAI搭載マシンBiocircuit Freeを導入し、オープン3ヶ月で会員数300人を突破した。最先端技術を駆使したAIによるソリューションは、近未来型のパーソナルジムの経営をインスパイアする。

井手弘人氏
株式会社W 代表取締役社長

この世の全ての女性を美しくする

パーソナルジムW2 あべのアポロビル店(以下、W2)は、2021年12月にオープンしたエステ併設の女性専用ジムだ。W2には、「この世のすべての女性をワンダフルウーマンに変える」という熱い想いが込められている。

ターゲットとなる年齢層は幅広く、女性でリバウンド経験がある方や、運動初心者、筋力を向上したい方など様々な目的に対応しており、多くの会員がボディメイクを成功させ、自己実現を叶えている。

また、最良の成果と満足感を提供するために最先端のエステマシンを完備。一切の妥協を排除し細部まで徹底的にこだわった"会員の想像以上"を創造したからこそ、高いエンゲージ率を保持できている。

業界最先端技術を誇るテクノジムのAIフィットネス機器

Biocircuit Freeは、ユーザーの目的に合致した正しい筋収縮パターンと負荷、姿勢でのエクササイズができるよういくつかモードがあり、最大負荷でのプログラムが組み込まれている。

設計も、ユーザーにとってシームレスだ。専用バンド、または、スマホでマシンにログインすると、トレーナーが予めカスタマイズした会員専用のメニューが起動する。

負荷・シートポジションなどが自動でセッティングされ、トレーニングは、ユーザーの可動域を表す画面の波に合わせて動作を繰り返すだけという、とてもシンプルでわかりやすいナビゲーション付きだ。

Biocircuit Free の特徴|最速で目標達成する!ストリッピングモードとは

株式会社W 代表取締役社長 井手氏は、それまで、一般的なパーソナルジム特有の課題を抱えていた。

「人(トレーナー)と人(お客さま)同士ですべてを行うトレーニングは、お客さまのその日の体調や疲労度が確実にはわかりません。また、将来的な全国展開を見据え、サービス品質の維持や、トレーナーの確保、人件費の適正化などに課題を感じていました」

多様な課題に直面し、解決に向けて適用したソリューションが、テクノジムのBiocircuit Freeだった。

「いくつかあるモードのうち『ストリッピングモード』は、AI機能で自動的にドロップセット法のトレーニングを行うことができます。最初は負荷が重い設定から始め、筋肉を限界まで追い込み、ユーザーの限界をマシンが察知すると、自動で一定の割合ずつ負荷が下がっていくのです。これにより、短時間の間に限界まで筋肉に負荷と刺激を与えることで、効率良く目標達成を実現できます。また、より多くの女性を美しくするW2の理念とも合致しています」

と、店長の河合氏は語る。

高い顧客満足度を得るソリューション

会員からは、「ゲーム感覚で夢中になっている間にトレーニングが終わっている」「波に合わせている間に筋肉を使えて楽しい」と運動を楽しむ声が続々と上がっている。

上級者からも「可動域が視覚的に分かりやすい」「身体の使い方を意識しやすい」と好評だ。

加えて、スマホのアプリでエクササイズが記録できることで、モチベーションが高まり、継続のトリガーとなっている。

そして、トレーナーからも、大絶賛だ。

「どのトレーナーから引き継いでも一定の質のトレーニングをお客さまに提供できる」「マシンによって正しいフォームがサポートされるため、その他の細かいアドバイスをしやすい」「筋肉痛の程度をコントロールしやすい」と好評価の声が次々とあがる。

Biocircuit Freeの導入により、トレーナーはより効果のある指導に専念できるようになった。

そして、会員からトレーナーへの信頼感も増し、会員との良好な関係構築を築きやすくなった。

井手氏は、経営面でのメリットも感じている。

「これまで一般的なマシンを使い、長続きしなかったお客さまから多くの支持を得ている。LTV(生涯顧客価値)の向上に確実につながっている」と述べ、体験価値(CX)の改善を通じて顧客満足度の向上を図るため、定期的に顧客満足度アンケートを実施している。

そして、懸念していた人材面についての課題もクリアした。高い指導力をもつトレーナーを雇用せずともBiocircuit Freeの性能により一定の品質が保たれ、人件費や採用に頭を悩ませることなく経営に専念できることになった。

このようにパーソナルジムW2は、企業視点と顧客視点の2つを重視し、適切な顧客体験を提供出来ているからこそ、ロイヤリティの高い顧客の囲い込みと、新規会員獲得の成功に結び付いている。

AI×フィットネスジムの近未来

テクノジムのBiocircuit Freeは、トレーナーの存在価値をより高めたのではないか。同マシンによりトレーナーはより「顧客視点」に立った発想、提案に専念できる。未来のパーソナルジムは「トレーナー×AI=運動価値の最大化」を実現することになろう。

井手氏は、にこやかに「テクノジムのおかげで未来を先取りできて経営状況は良好」と話す。

W2は2022年6月に3店舗目の出店を計画している。