小型のパーソナルスタジオや、マイクロジムが増えている。なかでも、経営が順調な施設の成功要因 は何だろうか。本連載で、マーケティングや経営・運営の手法に迫る。

第53回目は神奈川県にある REBOOT YOKOHAMA。SPARTAN SGX認定コーチを揃えたファンクショナルトレーニングジムだ。

 

 

 

 

●コンセプト
  Let's get Moving! ” 動けるカラダを取り戻そう!”

学生時代に水泳をしていたこともあり、元々トレーニングをクラブ会員として続けていた櫻井氏。自分に合ったトレーニングとは何なのか模索していくなかで、ただ筋肉をつけるとか痩せるということでなく、いかに健康に(制限のないように)生涯を過ごすことができるかを考えたときに、ファンクショナルトレーニングに出会ったという。早速ファンクショナルトレーニングを始めたものの、その後通っていたジムが閉店。自身の仕事や私生活などあらゆる転機が重なり、閉店したジムのトレーナーであった菅沼俊佑氏(以下、菅沼氏)をヘッドコーチに据えて、ファンクショナルトレーニングジムを開業することに決めた。

2016年、横浜駅西口の鶴屋町地下1階のテナントに出店。’21年の4月まで営業していたが、コロナ禍を受け会員数が減少。立地が地下ということもあり換気にもコストがかかることを考慮し、思い切って現在の場所にジムを移転。規模は約1/2ほどに縮小したが、1階のテナントで換気もバッチリ。天井も高いため開放感のあるジムに変化した。定員を12名→8名にすることで、お客さま同士の間隔も取れている。また、道路に面している部分がほとんど窓になっているため、アイキャッチ効果も向上。外から眺めに来る近隣の方もおり、見学・体験希望の声も増えたという。

「Let's get Moving!”動けるカラダを取り戻そう!”」というコンセプトの元、スタンダードなサーキトットトレーニングのほか、筋力トレーニングとタバタ式トレーニングを組み合わせたプラグラムやスパルタンレースの為のワークアウトプログラム、女性におすすめのヨガなど、まさに「REBOOT(再起動)」という名の通り、身体パフォーマンス向上にぴったりなプラグラムが多数用意されている。

●マーケティング
  スパルタンレースを筆頭に集客の窓口を広げる

REBOOT YOKOHAMAの特徴は、コーチ全