小型のパーソナルスタジオや、マイクロジムが増えている。なかでも、経営が順調な施設の成功要因は何だろうか。本連載で、マーケティングや経営・運営の手法に迫る。第48回目は東京都武蔵野市にあるDREAM CUBE 1。

DREAM CUBE 1吉祥寺本店(ドリームキューブワン)
所在地 :180-0005 東京都武蔵野市御殿山1-2-2 グレイス御殿山 3F
電話番号 :0422-24-7899
オープン日 :2013年8月1日
延床面積 :1フロア約50㎡
駐車場台数 :なし
アイテム構成 :パーソナルトレーニングジム、更衣室・ロッカールーム
スタッフ数 :9人(4店舗合計)

夢を叶えるための資本となる身体づくりをサポートするフィットネスジム

「一生通い続けられるパーソナルジム」として会員さまの健康を支援するべく、1対1で行うパーソナルトレーニングを専門にサービスを提供している。幽霊会員さまを絶対に作らないためには信頼関係の構築が最も重要であり、トレーニング指導以外にも、お客さまの興味のある話題でトークできるように日々情報収集を行っているそうだ。

独立前からのお客さまを含めると、10年以上新藤氏の元に通われている方が複数名いることから、その効果がしっかりと表れていることがわかる。

DREAM CUBE 1に込められた想いは、お客さまとスタッフに「夢の箱」をつくってあげたいというものだ。お客さまのどんな夢も健康が土台にないと叶わないことに加え、スタッフが独立する夢を追いかけるときには箱から飛び出してもらえるようにと、それらのことをロゴのデザインにまで反映している。さらに、ナンバーワンかつオンリーワンを目指し、最後に「1」をつけた。

各店舗のコンセプトは様々だ。雑貨屋のような雰囲気の店舗、海をモチーフにした店舗、緑を多く取り入れた店舗などであるが、「埃ひとつ落とさない」という清潔感はすべての店舗に徹底されている。トレーナーとして最前線に立っていたときは、毎日のトイレ掃除を5年以上継続していたという。

●マーケティング
3つの「疲れさせない」をテーマに健康になりたい人へアプローチ

土地柄もあるが、お客さまは比較的、所得の高い中高年層が多い。しかし単価を上げるのではなく、そのような