2021年の５月から、スポーツクラブNAS株式会社で神奈川エリアの５店舗を統括している齋藤さん。最年少エリア部長として、コロナ禍によるダメージの早期回復を目指し、担当店舗の利益改善やオペレーションの見直しに、日々努めている。

新卒でオープニングスタッフに抜擢
会社初の試みに貢献

大学では、スポーツ健康学を専攻しながらラクロス部の部長も務めていたほど、スポーツ・フィットネスに魅入られていた齋藤さん。大学４年次の11月頃まで大会があり、就活にもそこまで力を入れられなかったものの、いくつか会社説明会に参加したなかで、フィットネスクラブに最も魅力を感じたという。そのなかで、スポーツクラブNASの社風やビジョンに共感し、入社を決めた。

入社後、本配属されたのは新店舗である「スポーツクラブNAS戸塚店」。通常、新店舗にはベテランスタッフが入り、オペレーションの整備や完璧なスタートダッシュを決める必要があると思うが、何か意図があるのだろうか。

「ちょうど私が入社して、半年間の仮配属を経て本配属が決まる時期に、会社全体で新規店舗の展開に力を入れているところでした。その際、新規店舗に新入社員を勤務させるという初の試みに、私ともう１名が抜擢されました。会社としても試験的な施策で、私の結果次第で今後ほかの新店舗に新入社員を配属するかどうかが決まると言われていたので、プレッシャーはすごくありましたね」

会社全体の今後の教育/採用方針に関わる施策であるため、新卒ながらに、その責任はまさに重大だったにちがいない。それでも、齋藤さんは持ち前の情熱で実務をやり遂げ、戸塚店を、全国にあるNASのなかでもトップ３に入る会員規模の店舗に成長させたという。

チャレンジできる環境がフィットネスクラブにはある

また、齋藤さんは、現場勤務の中で、人材育成にも特に力を入れていたという。

「高校時代に部長を務めたときに、上手くチームをまとめることができず、自分で自分を認められないようなリーダーだったことが、ずっと心残りでした。そして、大学でまたキャプテンに推薦された時に、『絶対に後悔したくない』と思い、組織づくりやリーダーシップに関する本を読み漁り、ひたすら勉強したんです。その時の経験が、社会人になってからも活かされていたと思います」

具体的にはどのようなことを行っていたのだろうか。

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