株式会社ライフウェル(以下、ライフウェル)は、ジム・スタジオ型の「ライフウェル浜松」を運営してきたノウハウを活かし、Fitness Business通巻119号ではスタジオ特化型の「LIFEWELL being町田」をオープンしたと紹介した。今回は、もう一方の「ジム」にフォーカスを当てた業態を開発した。
フリーウェイツジム東戸塚店(以下、FWG戸塚)はJR「東戸塚駅」東口より徒歩1分の抜群な立地に位置している。今回、リニューアルオープンというかたちでフリーウェイトを存分に堪能できる本格ジムでありながら、コンパクトな出店が可能なモデルを編み出した。「元々、構想自体はありました。2019年頃から自社施設内でフリーウェイツブランドを立ち上げたのですが、コロナ以降も集客に寄与したのは、このジム型のおかげでした。ですので、『良い部分だけを切り取って出店してみてもいいのではないか?』と考えたのです」と代表取締役の増田氏は説明する。
実際、キャンペーン期間も相まって計画を上回る集客ができている。さらに、嬉しい誤算が2つある。1つ目は、構想時より狭い面積でも出店が実現できたこと。「パワーラック、スミスマシン、プレートロードマシン、さらにはダンベルを1~50kgまで揃えていますが、50坪の面積に収まりました。そのおかげで運営コストを抑えられるため、会費も5,500円(税込)と地域最安値級で提供ができました」と増田氏は言う。
2つ目は、会員の構成である。男女比で言えば7:3で男性のほうが多いが、それでも女性が3割も在籍しているのは驚きだ。フィットネスジム経験者も満足のマシンラインナップであるが、その良さが男女問わずに伝わっているのだろう。一方で、フィットネス初心者も想定より多く入会している。「我々は『ウェルトレ』という1対3のセミパーソナルトレーニングプログラムを無償で提供しています。主要部位4種を2サイクルずつで計8回のプログラムになっており、マシンの使い方に慣れてもらうことで継続率を高めるのが目的です。このご時世、まだまだ集客をコロナ前の水準にまで戻すことは厳しいので、継続率がジム運営の肝だと思います」と増田氏は真剣な表情で語る。
実際、初心者層は入会時の初回カウンセリングで、高確率でウェルトレを申し込む。
この手厚いサポート体制が実現できるのは、トレーナーがトレーナー業務以外の雑務を、ほ