世界23ヶ国800店舗以上で展開されている、新感覚のサーキット型キックボクササイズ「9ROUND」日本国内のマスターフランチャイジーとして、現在、関東に直営店を5店舗運営している株式会社JAPANWELLNESSINNOVATION(以下、JWI)は、昨秋より本格的にFC展開をスタートさせ、単独店舗型からクラブイン型と、様々な方法で広がりを見せている。広島県広島市にあるジム・スタジオ型フィットネスクラブSTONESPA&FITNESSE-beau(以下、エビュー)も先駆けて9ROUNDを導入している。

【お話を訊いた方】

株式会社JAPAN WELLNESS INNOVATION 代表取締役社長 奥村辰平氏
フィットインジャパン株式会社 代表取締役社長 手嶋 恵氏

サーキット型キックボクササイズ 30分間汗をかき、ストレス発散

9ROUNDは、キックボクシングの動きをサーキットトレーニング形式で行う、アメリカ発祥のプログラム。約30坪のスペースに、サンドバッグやパンチングボールなど異なる9つのラウンドを設け、個々のペースで30分間のプログラムを遂行していく。9ROUNDの魅力について、JWI代表取締役社長奥村辰平氏は次のように話す。

「実は私は日常的にフィットネスをする人間ではありませんでした。面倒くさい、つらいというイメージがあったからです。でも、アメリカで9ROUNDに出合い、印象が変わりました。ネガティブな先入観を抱えたまま試しに参加してみたところ、気づいたら最後のROUND9まであっという間にやり切っていたのです。不思議な高揚感とともに、自分が強くなった感覚、そして、どんなことに対しても挑戦したくなるようなやる気が全身に満ち溢れていました。9ROUNDは格闘技が好きな方だけを対象とするものではなく、すべての方に楽しんでいただくことを第一優先のコンセプトとしています」

 

オリジナル会員種別を設け若年層獲得、正会員の定着にも寄与

フィットネスクラブの一画で9ROUNDを展開しているエビューは、2018年からジム・スタジオ型クラブとして運営している。同クラブを運営するフィットインジャパン株式会社代表取締役社長手嶋恵氏は、神奈川県相模原市にある9ROUND1号店を見学し、すぐに導入を決めた。

「エビューの会員さまが、楽しんでトレーニングする顔がすぐに目に浮かびました。導入から1年9ヶ月が経ちますが、思った通りの笑顔と汗に溢れています」(手嶋氏)

若年層の獲得も実現すると同時に、既存会員さまにおいても非日常を味わえる空間演出やフィットネスメソッドなどにより、モチベーションの向上や健康増進につながっているという。

同クラブは、正会員(7,500円/月)が9ROUNDを利用できるほか、9ROUND会員(3,900円/月)を設けている。特に若年層は、低価格でエキサイティングなプログラムを受けられることから9ROUND会員が人気だ。当初は、9ROUNDに興味がなくマシンやスタジオのみ参加されていた会員さまもレッスン風景を見たり、FIGHTER(会員さま)からの話を聞いたりすることで興味をもち、ヘビーユーザーとなるケースもあり、定着に寄与している。
逆に、スタジオやジムエリアにも興味をもった9ROUND会員の方が正会員に移行するケースもあり、相乗効果は高い。9ROUNDに参加する会員さまは10~70代まで幅広く、3:7で女性が多い。参加している会員さまはダイエットや健康増進などのほか、ストレス解消を目的としている。

低価格で導入可能スペースを利用し、新規顧客獲得へフィットネスクラブが9ROUNDを導入する場合、器材手配、各種施工、トレーナー研修、FC加盟費などを含め、約1,470万円(物件取得費を除く)と、比較的少額でスタートすることができる。また、運営費用についても、ロイヤリティ、本部販促費、システム利用料込みで、約15万円/月(店舗販促費、人件費を除く)と、運営しやすい金額になっている。サンドバッグなど9種類のツールの設置が必要だが、ジムエリアの一部やスタジオなど約30坪があれば展開できる。

導入時に10~11時間×3日間の研修を受け、9ROUNDトレーナーとしてのスキル、オペレーション、接客について学ぶ。これにより、格闘技経験がないトレーナーでもすぐにジムに立てる。また、365日毎日異なるエクササイズメニューが本部から送られるため、トレーナーのモチベーションも向上し、お客さまも飽きずに続けられることが特徴だ。

9ROUNDは様々な運動様式が採り入れられ、運動効果や達成感、高揚感を得られる。また、機材故障のリスクを最小限に、省コストで運営できる。次の大きなムーブメントに成り得る可能性があるのではないだろうか。