主要各社の決算短信をベースに経営状況を確認していく第6回目。

野村不動産ライフ&スポーツ株式会社、株式会社ティップネス、株式会社バローホールディングスの決算をみていきたい。

野村不動産ライフ&スポーツ株式会社 増収、会員増

野村不動産ホールディングスは1月31日、子会社で「スポーツクラブ メガロス」を運営する野村不動産ライフ&スポーツ株式会社の2024年3月期第3四半期決算(2023年4月1日から2023年12月31日まで)を発表した。

第3四半期連結累計(2023年4月1日~2023年12月31日)

・売上高 
120億11百万円(前年同期比6.8%増)

・期末会員数 
116,600人(前年同115,034人/前期比1.4%増)

株式会社ティップネスは増収増益

日本テレビホールディングス株式会社(以下、同社)は2月1日、子会社で「ティップネス」を運営する株式会社ティップネスの2024年3月期第3四半期決算(2023年4月1日から2023年12月31日まで)を発表した。

・売上高 
198億24百万円(前年同期比1.4%増、同差2億65百万円増)

・営業利益 
8億79百万円(同差9億11百万円増)

スポーツクラブ運営による施設利用料収入を主とする生活・健康関連事業の売上高は、キッズ会費収入の増加などにより、セグメント間の内部売上高又は振替高を含め、前年同四半期に比べ2億65百万円(+1.4%)増収の198億24百万円となった。

株式会社アクトス、増収・営業赤字

株式会社バローホールディングス(以下、当社)は2月9日、子会社でスポーツクラブ事業を運営する株式会社アクトスの2024年3月期第3四半期決算(2023年4月1日から2023年12月31日まで)を発表した(当社2024年3月期第3四半期決算短信より一部抜粋)。

・売上高 
74億1百万円(前年同期比3.1%増/同差2億23百万円増)

・営業利益 
▲5億53百万円(同差1億69百万円増)

スポーツクラブ事業の営業収益は74億1百万円(前年同四半期比3.1%増)、営業損失は5億53百万円(前年同四半期7億23百万円)となった。

同事業においては、人件費や広告宣伝費などの売上原価は増加したものの、会員獲得施策としてナイト会員の土日祝利用拡大やスイミングスクール、運動能力向上塾の新規開校