主要各社の決算短信をベースに経営状況を確認していく第7回目。
FC展開による店舗展開で上場している2社の2023年4〜12月期の連結決算を見ていきたい。
Fast Fitness Japan(エニタイムフィットネス)
株式会社Fast Fitness Japanが、2月14日に2024年3月期第3四半期決算を発表した。純利益は前年同期比11.2%増の18億9100万円となった。2024年3月期通期の純利益予想は据え置いた。純利益は前期比16.4%減の16億円を見込む。
・売上高
118億04円(前年同期比7.0%増)
・営業利益
28億64百万円(同8.1%増)
・経常利益
29億77百万円(同11.2%増)
・親会社株主に帰属する四半期純利益
18億90百万円(同11.2%増)
・店舗数
1115店舗(同60店舗増)
・会員数
80万7,000人(同9万6,000人増)
同社は24時間営業・マシンジム特化型の特徴をもつ、米国発祥のフィットネスクラブチェーンである「エニタイムフィットネス」の日本におけるマスター・フランチャイジーとして、フィットネスクラブを運営・店舗展開する。新規入会キャンペーン等の効果もあり会員数が伸長した結果、売上高は増加となった。全体売上の36.7%を占めるFC売上(ロイヤリティ収入、商品売上、加盟金売上、その他)は、アプリの導入を見据えたエニタイムフィットネスの会員管理システムの変更に伴うシステム使用料の一時的な追加売上が2023年6月に終了したものの、新規出店数に加え既存会員数の増加に伴う商品売上の増加等により売上高は増加となった。
4〜12月期の売上高は前年同期比7%増の118億400万円、営業利益は同8.2%増の28億6400万円、経常利益は同11.2%増の29億7700万円だった。通期予想に対する第三四半期の進捗率は営業利益で92.4%と過去3年の平均(79.2%)を上回る。
2028年3月期までに国内1,400店舗体制を目指していく。
株式会社カーブスホールディングス
株式会社カーブスホールディングスは、8月決算のため、2024年8月期第1四半期の連結業績(2023年9月1日~2023年11月30日)を1月10日に発表している。現段階での経営状況を以下に記す。