主要各社の決算短信をベースに経営状況を確認していく第3回目はコナミスポーツ株式会社。デジタルエンタテインメント事業、アミューズメント事業、ゲーミング&システム事業、スポーツクラブ事業を行う「コナミグループ株式会社」(以下、同社)は2月1日、子会社でスポーツクラブ事業等を運営する「コナミスポーツ株式会社」の2024年3月期第3四半期決算(2023年4月1日から2023年12月31日まで)を発表した。

スクール事業・ピラティス事業・受託事業も強化し、増収増益

第3四半期連結累計(2023年4月1日~2023年12月31日)

・売上高 
355億71百万円(前年同期比5.5%増、同差18億55百万円増)

・営業利益 
20億79百万円(同153.5%増、同差12億59百万円増)

スポーツクラブ事業

スポーツ市場は、エネルギー価格の高騰による経営環境への影響が続いているが、国内の社会経済活動の正常化が進み、スポーツや健康増進の需要が高まっている。

このような状況のもと、スポーツクラブ運営は、引き続き施設内のサービスを充実させるとともに、「コナミスポーツ オンラインフィットネス」においては「スポーツの日」に合わせて特別プログラムを実施するなど、施設外でもより多くのお客に運動機会を提供してきた。

また、大盛況のうちに終了した「REVIVAL」に続き、大規模スタジオプログラムイベント「UNITED FEEL」を11月より全国のコナミスポーツクラブで順次開催している。

本イベントは「団結した」、「協力した」という意味を持つ「UNITED」をイベント名称に用い、「コミュニケーションが減ってきている今こそ、世代を超えて音楽を感じ、身体を動かし、一体感を高めることを継続させたい」というコンセプトのもと、多くの方が楽しめるプログラムを実施した。

引き続き、会員への健康づくりのサポートを向上させる取り組みを推進していく。

スクール事業

子ども向け運動スクール「運動塾」においては、スポーツを通して体の成長を促すべく、スイミング、体操、ダンスなど子どもに合った様々な種目を展開しており、スイミングスクールを新たに11施設で開講した。

また、近年盛り上がりを見せているバスケットボールスクールをトライアル導入している。さらに、運動塾に通う子どもが日頃の練習の成果を発揮する場として、大会やイベントを開催した。