フィットネスやスイミング、テニス・ゴルフなど、多岐にわたる施設の運営を通じて、地域社会の健康増進に貢献している株式会社フージャース ウェルネス&スポーツ(以下、同社)。ダンス市場が熱気を帯びる近年、同社は「エイベックス・ダンスマスター」を導入し、目覚ましい成果を上げているという。同社スポーツアカデミー事業本部の本部長である小山貴史氏に、導入の経緯や導入後の成果、受講生や保護者にとっての魅力について訊いた。
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株式会社フージャース ウェルネス&スポーツスポーツアカデミー事業本部 本部長小山貴史氏
導入の决め手は、インストラクターの高い品質と安定した供給
「いい汗 健やか こころ躍る」をスローガンに、スポーツを通じて心と身体の健康に真摯に向き合い、地域の人々が欲しかった暮らしの実現を応援している同社は、エイベックス・ダンスマスターを2019年に導入した。
導入以前からダンスを始めとするカルチャースクールを運営していたが「地方クラブにおいて、インストラクターを確保することが難しく、一人の方に指導を依存しがちでした。その方がお休みになると休講、お辞めになると閉鎖せざるを得なくなり、安心して運営できる状況ではありませんでした」と小山氏は導入当時を振り返る。
そうした課題を抱えるなか、出会ったのがエイベックス・ダンスマスターである。
「インストラクターの高い品質と人員確保については安心してほしい」
担当者の力強いこのお言葉に魅力を感じ、導入を決めた。
最初に導入したクラブはスイミングスクールのイメージが定着していたが、エイベックス・ダンスマスター開始後は、ダンスや体操といったスクールの認識が地域に広がり、施設全体の活性化につながっていった。「親御さん世代にとって“エイベックス”は馴染み深く、信頼できるブランド。それが身近にあり、お子さまの夢への第一歩になり得るということが強く響いたようです」と小山氏。受講生が「ダンススクール」ではなく、「エイベックスに通っている」と口にする様子からも、ブランドの認知度の高さが伺える。様々な成果を実感した同社は、関東圏を含む4店舗への導入を進めていくことになる。
受講生の数は、7倍以上に
他店において、導入の成果は目に見える形で表れた。既存のダンススクールからエイベックス・ダンスマスターへ切り替えたところ、一番増えた店舗は受講生が7倍以上に。小山氏は「体験に来られるお子さまが、大幅に増えた最大の要因」と話す。ブランド力に加え、エイベックスが提供するSEO対策などのマーケティング支援が、地域の潜在顧客の掘り起こしにつながっているのだ。
メリットは集客だけではない、施設運営の負担軽減にもつながっている。
「インストラクターの質が担保され、カリキュラムも確立されているため、安心して任せられます。特にイベントは衣装や会場の手配から運営まで、すべてエイベックスで対応いただけるので、自社スタッフは他の業務に専念することができます。ロイヤリティを考慮しても、施設全体の収益向上につながっている」と同氏は嬉しそうに話す。
受講生にとって、体系化されたカリキュラムによる着実なスキルアップと、年に一度の大規模な発表会「DANCE NATION」は大きな魅力となっている。

大舞台で踊る経験や他の受講生から受ける刺激は、他のダンススクールでは得難い価値であり、高いモチベーション維持にもつながる。保護者にとっては、“エイベックス”というブランドへの信頼感が、安心感につながっていることは言うまでもない。同時に、子どもの成長を実感できる発表会の存在が高く評価されており、「発表会のためなら費用は惜しまない」という熱心な声も聞かれている。こうした満足度の高さが、継続率の向上にも結びついている。
「施設、受講生、保護者の三方よし」を実現
小山氏は「サービスが多様化・オンライン化する時代にあっても『人が提供するサービス』だからこそ生まれる価値やコミュニティの場を大切にしていきたい」と話す。今後、さらに導入店舗を拡大していくうえで、「さらなるブランド価値向上と子どもたちの夢の実現をサポートし続ける存在であってほしい」とエイベックスへ熱い期待を寄せる。
「施設、受講生、保護者の三方よし」を実現するエイベックス・ダンスマスターは、活況を呈するダンス市場において、フィットネスクラブが新たな価値を創出し、成長を加速させるための有力な選択肢だといえよう。