スイミング41年目の老舗クラブが挑む
「日本一楽しいクラブ」実現への道
今回取材したのは、福島市のフィットネスクラブ「ピュアネス福島」。運営会社の株式会社ピュアスポーツは、1986年に1号店となるスイミングスクールを開業し、現在は宮城県、福島県においてスイミング7店、フィットネス1店、高齢者向け運動特化型デイサービス1店を展開している。業界で“常識”とされてきた指導やサービスを見つめ直し、「日本一楽しいクラブ」を掲げる独自の取り組みが全国の同業者から注目されている。
独自性あるスイミング事業経営の強みを活かし、子どもから高齢者まで幅広い世代が通える環境づくりに力を注いできたピュアスポーツグループ。ピュアネス福島では「ピュアソナル」と自称する、完全無料のパーソナルトレーニングや、高品質なサービスを提供するスタッフなど、独立系地域クラブならではの実践と今後の展望について、所長の大槻祐司氏、トレーナーの作間進氏に訊いた。(以下、敬称略)
―クラブ設立の経緯を教えてください。
大槻:「ピュアネス福島」は、運営会社「株式会社ピュアスポーツ」が1986年に開業したスイミングクラブが始まりです。母体は工務店ですが、地元で別企業がスイミングクラブ開設を計画したものの頓挫したことを受け、「子どもたちの健全な育成のために」と考えて事業化しました。スイミング初参入で、当初は標準的な進級基準を採用し運営をスタートしました。子どもたちに教える中で、「地域の元気な高齢者の運動の場も必要」と考えるようになり、それがフィットネスクラブ「ピュアネス福島」の開設につながります。
―スイミング事業での独自改革が業界内でも注目されています。
大槻:はい。スイミングクラブの会員が順調に増える中、転機が訪れました。教育への志が高く、スイミングでアルバイト経験もあった藤井洋治郎(現・常務取締役)が20年程前に中途入社し、既存スクールの“常識”の見直しに着手したのです。
1つ目が、一般的な「進級テスト」に代わる「レベル