富山県射水市にある、いみずスポーツクラブは、ジム内に広々としたグリーンエリアを設けショートレッスンを展開すると同時に、スタジオでもコンディショニング系のプログラムを多数展開している。

藤川 護氏
グローバルシップ株式会社 いみずスポーツクラブ 支配人

グリーンエリアで「骨盤リセット」 姿勢改善で不定愁訴を改善する

同クラブは2007年にオープンし、クラブの経年とともにお客さまも高齢化、現在では在籍の50%近くのお客さまが60歳以上となる。低体力の方や不定愁訴を抱える方も多いことから、初期定着のために5年ほど前からコンディショニング系のプログラムを充実させてきた。同じころから、「骨盤リセット」プログラムにも注力し、3D姿勢分析器を導入。初回カウンセリング時と2回目カウンセリング時にマンツーマンで提供している。

「姿勢をよくすることが、お客さまが目標を達成するために重要な要素となります。歪みの大半を占める骨盤、頚椎から腰椎にかけての生理湾曲をより正しいポジションへ近づけることで、腰痛、肩こり、ぽっこりお腹、ダイエット、柔軟性向上などの身体のお悩みの解消につながると考えています」

グリーンエリアでは、骨盤リセットのほか、朝10時10分〜10時20分に「おはようストレッチ」というショートプログラムを行っており、同プログラムには習慣として参加している方が多い。「スタジオだと参加しづらいというお客さまも、グリーンエリアで行うことで、気軽に参加することができます。また、1人でストレッチをするのは難しいという方も、教えてもらいながらできることを喜んで参加しています。同じお客さまが参加されるため、お客さま同士のコミュニティづくりにもつながっています」

15 〜30 分のショートプログラムを展開スタジオ参加のきっかけに

スタジオでも、コンディショニング系プログラムとして「ボディリセット」「リンパマッサージ」「フットケア」「筋膜リリース」「骨盤メイク」「ポールトレーニング」など15 〜30分のクラスを多数展開している。なかでも人気なのは、骨盤、肩甲骨、背骨をほぐして、姿勢改善を目指して身体機能調整を行う「ボディリセット」だ。

アクティブ系のスタジオプログラムに参加しているのは40 〜50代が多いが、コンディショニング系プログラムの参加者は60代以上が多い。

これらのプログラムを続けている参加者からは、「肩が動かしやすくなった」「腰痛がよくなった」などの意見がある。

「新規入会の方は特にこれまで運動習慣がなかったため、運動することで血行不全が改善する、関節の動きがよくなるなどの効果が出ています。短時間で、難しい動きもないため、高齢者や初心者の方も参加しやすいのだと思います。これらのショートプログラムに慣れた方が担当インストラクターに誘われてアクティブ系のプログラムに参加するようになるケースもあります」

休会者が安心できるプログラムを検討 地域の健康寿命延伸に貢献する

新型コロナウイルス禍により、特に高齢者は休会が多い。休会者にコンタクトをとると、「体力が落ちてしまった」「身体を動かす機会がない」などの意見を耳にするという。同クラブは、休業中、レッスン動画の配信をしていたが、「本当に届けたい層に届けられなかった」と藤川氏は話す。

同社は、地域の方の健康寿命を延ばすことを大きな目標としてフィットネスクラブを運営している。今の状況がまだ続くと思われるなか、どうしたら多くの方の健康をサポートできるか、模索している。

「人数を絞った、有料のコンディショニング系プログラムを展開することも検討しています。人数を絞ることで、少しでも新型コロナウイルス感染への不安を和らげることができるのではないかと思います。休会者・退会者により売り上げが減っていますから、その分確保しなければいけません。効果を明確にしたクラスを展開することで、悩んでいる方は有料でも参加してくれるのではないかと考えています。そこへ来た方へご自宅でもできる運動を教えるなど、少しでも運動習慣の継続をサポートしていきたいです」

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