みなさん、こんにちは。Fitness Business編集長の古屋です。

「フィットネスビジネス有料会員のみなさんに、役立つ本の紹介を特別に!」とのことで、フィットネスビジネスや経営、運営に役立つ本の書評を連載していきます。

「1冊、これだ!」という本を紹介しようと思ったのですが、第1回目ということなので、本の選び方や本を選ぶときに参考になるガイド的な本を何冊か紹介させてもらうことにしましょう。

まずお薦めは、三谷宏治さん著『戦略読書』

もちろんたくさんの役立つ本が本書には紹介されていますが、本書で三谷さんが主張しているのは、広い視野がもて、豊かな想像力を発揮できるようになるための読書戦略です。偏りなく幅広いジャンルの本を読んだ方がいいとのことで、たとえばビジネスだけではなく、非ビジネスの本も読み、そのそれぞれにおいて、基礎や応用などのレベルも分けて読むのがいいと述べています。


ビジネスリーダーとしての教養を身につけたいなら、堀内勉さん著『読書大全』

とはいうものの、ビジネスに深く関係するだろう周辺領域―経済、哲学、歴史、科学などといった分野―を中心に読書して、いわゆるビジネスリーダーが持つような教養を身につけ、活かしたいというのなら、堀内勉さん著『読書大全』(日経BP刊)がお薦めです。ここに紹介された本を読まなくても、本書を読むだけでも広範な知識に触れることができ、おもしろいです。

実務に役立ちそうな本なら、永井孝尚さん著『MBA必読書50冊を1冊にまとめてみた』など

とはいうものの、まずはすぐに実務に役立ちそうな本に絞って、読書したいということであれば、永井孝尚さん著『MBA必読書50冊を1冊にまとめてみた』(KADOKAWA刊)、『MBA経営理論の必読書50冊を1冊にまとめてみた』(同)、『MBAマーケティング必読書50冊を1冊にまとめてみた』(同)を読むと、自身の課題にフィットした本を探すことができるので、その本を買って、より深く読み込み、どう自身のビジネスに活かせるか考えてみるとよいでしょう。

自分のビジネス上、あるいは人生の課題がはっきりしている人ほど、読書は身になりますし、読むのも楽しく読めるはずです。本を読むのが遅くてストレスがたまって読めないという人は、まず自分の課