現在、ホリデイスポーツクラブ古河で店長を務める伊藤剛紀さん。新型コロナウイルス禍(以下、コロナ禍)による影響を受けるなか、開業準備から携わった同店を立て直すため、これまで行ってこなかった入会促進のための施策を試行錯誤している。

若いときから挑戦できる社風が魅力入社3年目で店長に

2017年、ホリデイスポーツクラブ古河の開業準備から店長として着任し、店舗運営全般を担っている伊藤さん。主な仕事としてシフトコントロール、会費請求、施設管理など事務的な仕事に加え、スタジオインストラクターとしてレッスンも担当している。

’12年に大学卒業後、新卒で同社に入社した。他業種も含めて幅広く就職活動をするなかで、若いときから様々なことに挑戦できることに魅力を感じたからだった。

「中学からバレーボールを始め、トレーニングもしていて、運動に関わる仕事に興味がありました。様々な業種で検討していましたが、若くても店長として1店舗を任されること、そこで挑戦してステップアップしていけることに魅力を感じ、入社を決めました」

実際に、伊藤さんは入社2年目には新店の開業準備から携わり、3年目には店長になった。新しいことに挑戦したいと思っていた伊藤さんにとって、思っていた通りのステップを踏んでいる。

同社では、入社後2ヶ月間本社で研修を受ける。伊藤さんはその後まず高崎店に配属になり、スタジオやプールのインストラクター業務やフロントでの入会受付、ジムでの接客などを行った。開業準備に携わりたいという希望が叶い、’13年2月には市原店で開業準備から携わった。

「研修などで先輩社員の方から開業準備を経験するとよいと聞いていたので、希望を出していました。思っていた以上に早い段階で携わることができましたが、想像以上に大変でした。アルバイト採用や育成、マシンや家具の搬入、備品の購入など、やるべきことが多く、スケジュール通りに進めることが難しく、よく覚えていないほどです。でも、実際に開業を経験したことで、クラブの仕組みがわかるようになりました」

その年に副店長になり、’15年に市原店の店長になった。

前任者へのプレッシャーが焦りにお客さまからの言葉で立ち直る

大変だったのは、最初に店長になったとき。伊藤さんの前任者はオープニングからいた店長で、お客さまからもスタッフからも