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吉永大介氏株式会社林水泳教室執行役員開発本部長
2022年9月、「フィットネス民主主義の実現」を掲げ、練馬区平和台に「HAYASHIフィットネス&スパリゾート24平和台」がオープン。コロナ禍でも大成功を収めていると前号で述べた(FitnessBusiness通巻第123号参照)通り、リーズナブルな料金体系と充実した設備が人気を呼び、連日多くの会員で賑わっている。その開業までの歩みには、幅広い年齢層の会員さまとスタッフ双方に配慮した万全のウイルス対策を設計段階から盛り込む英断があった。その中でも、施設全体にCare222® iシリーズを導入するまでの経緯について、執行役員開発部本部長の吉永大介氏に話を訊いた。(以下、敬称略)
―どういったウイルス対策を施設設計に盛り込んだのでしょうか?
吉永:各エリアに合わせて1時間に6~15回空気が入れ換えられるよう換気設備を導入しました。また、全フロアの上部に開口部の大きい排煙窓を設けることで機械換気に加えて自然換気も可能な設計にしています。心理的にも閉塞感なく、心地よい開放感を演出する効果もありますね。
また、多くの人が触れるトレーニングマシンやドアノブだけでなく、床や天井等ありとあらゆる箇所に光触媒コーティングを施しています。
―ウイルス対策にCare222® iシリーズが加わったきっかけと経緯について教えてください。
吉永:海外の医学論文や分子栄養学の記事を読むことが趣味で、毎日1時間程度はネットを中心に目を通しています。施設内に浮遊するウイルスへの対策を考えたとき、隙間なくできる除菌方法として、Care222R iシリーズに注目しました。紫外線が当たった表面と浮遊ウイルスを同時に除菌できる、これまでにない製品だと感じ、ぜひ導入したいと考えました。その後、ウシオ電機さまが出展していた展示会で実際に製品を確認し、担当の営業の方にご説明いただき導入を決定しました。
―82台の設置場所はどのように検討されたのでしょうか?
吉永:当初は、多くの人が集まるプールギャラリー、ロッカールームなどに30台程度の設置を考えていました。しかし、施設全体に隙間なくウイルス対策を施工したい思いが強くあり、効果的かつ効率的な設置数についてウシオ電機さまと照射シミュレーションの結果を基に協議し、最終的に82台の導入を決断しました。会員さまにはもちろん、スタッフにも衛生的な環境を提供するためには必要不可欠な設備と考えています。
設計段階で導入を決めたことで、空間意匠を損なわず設置でき、また球技用アリーナ兼スタジオではボールが製品本体に当たらないようガードをつけるといった工夫をしました。
―Care222®の紫外線によるウイルス対策は告知されていますか?
吉永:会員さまにはホームページおよびチラシで機能と除菌効果を積極的かつ効果的に訴求しています。会員さま向けに実施したアンケートで、入会の決め手を一択形式で伺ったところ、実に10%を超える方が「ウイルス対策」と回答されました。通常、立地・施設・料金以外の項目が10%を超えることはないので、改めてCare222R iシリーズ設置の強い集客効果を実感しました。スタッフにも機能と除菌効果を伝えた結果、会員さまへの対応に集中できるといったコメントが多く寄せられました。
―設置後に感じられた効果はありますか?
吉永:スタッフ休憩室にも導入することで、クリーンな環境を保つことができ、運営に不可欠なコミュニケーション面での支障がなくなりました。フィットネスクラブでは、今後必要不可欠のデバイスになると思います。
今後もウイルス対策を緩められない状況が続くことが想定されるため、長期的視点での対策にもなっています。