「しなやかに、生きていく。」をコンセプトに、理学療法技術によって、アスリートから一般の方まで一人ひとりの身体の本質を探り、痛みの原因を明らかにし、根本的な改善をめざしている、テイクフィジカルコンディショニングジム(以下、テイク)。

改善をめざし、効率的な指導やトレーニングの効率化、利用者の満足度向上を目的に、2016年のオープン時から導入しているアイテムが、パワープレート®だ。

  • R-body Inc.
    株式会社テイクフィジカルコンディショニング
    代表
    理学療法士
    長谷川聡氏

 

すべての方にコンディショニングを

京都市に立地するテイク。総合プロデューサーを務め、自らも同ジムで日々コンディショニングを行っているのは、日本騎手クラブ会長であり日本中央競馬会(JRA)の騎手、武豊氏だ。

“コンディショニングは、アスリートだけでなく社会生活を送るすべての方に役立つものである”、そんな思いから生まれたジムは、しなやかなホスピタリティを大切にしている。

テイク代表の長谷川聡氏は「私たちのコンディショニングは一人ひとりに深く寄り添っています。ホスピタリティにおいても同じで、会員さまのお顔とお名前はもちろん、趣味やお仕事までスタッフ全員が理解するようにしている。お出迎えからお見送りまで行い、会員さまと心から向き合うことで、心身共にお任せいただける信頼関係の構築を大切にしています」と話す。

コンディショニングに欠かせない解放感あふれる空間づくりやデザイン・色調にもこだわりを持っている。

テイクでは、「①SOAPボディカウンセリングでの身体分析、②ダブルテイクメンテナンス(ボディケア&トレーニング)を基にオーダーメイドの指導内容選定、③エクストラプログラムによる問題点の継続的な解決・さらなる課題へのアプローチ」の3プロセスを通し、会員さまのコンディションを多角的に検証・改善している。

従来のトレーニング施設と異なり、単に筋肉を鍛えるためのマシンは1つもなく、「可動域を拡げる」「動きの質を変える」ためのマシンを厳選している。②のダブルテイクメンテナンスで日々欠かせないアイテムが、柔性と剛性を兼ね備えたバランス能力、ジムの空間づくりにもマッチした、デザイン性高きパワープレート®である。

効果をさらに高める活用方法

前後・左右・上下という「3次元」の範囲を、1秒間に25~50回の高速で振動し、身体のあらゆる細部に負荷をかける。自然なバランスが振動により崩れるため、身体は元の状態に戻そうと多数の筋肉が刺激されるパワープレート®。その活用事例を訊いた。

「ダブルテイクメンテナンスにおいて、理学療法士が身体評価を実施し週に1度の指導を行います。その他利用時は、各々の課題を解決するためのプログラムを組み、その提示したメニューに沿ってアスレチックトレーナーによるサポートのもと、セルフワークアウトと呼ぶトレーニングを行ってもらう。メニューの中で、パートナーストレッチの代わりとなるパワープレート®を用いたセルフストレッチをルーティーン化しています。会員さまご自身で利用しやすいマシンなので、大きな利点として活用している」

また同氏は、「セルフワークアウトのメインは自重によるファンクショナルトレーニングになります。パワープレート®を活用したストレッチにより、運動を阻害する因子の排除ができ、柔軟性がアップする。また、使えていない筋肉のアクティベーションが向上する。この一連の流れにより、ファンクショナルトレーニングの効果をさらに高めてくれる。パワープレート®は、身体を動かす準備において重要な“シンボル”になっています」と語る。

さらなる高みを目指して

会員さまから、パワープレート®に乗らないとスッキリしない、という声が挙がっているという。ストレッチ機能として、トレーニング前に身体を起こす準備として、パワープレート®が習慣化され続けている証である。

会員さまがメニューに沿ってパワープレート®を活用いただくことで、スタッフは指導の効率化を図ることができる。また、会員さまの効果を理解することにより、スタッフ自身の経験値がアップする。自身の成長という価値は、日々の指導とリンクしているのだ。

長谷川氏は「テイクのコンセプトを基に、バイオメカニクス的な評価による効果の可視化を実現し、会員さまにさらなる還元をしたい。また、企業にトレーニングアイテムを置いていただき、双方向性のアプリを開発して、パワープレート®を軸とするアイテムの評価トレーニングシステムの構築といったサービスを展開し、健康経営にも参画していきたい」と展望を話す。

パワープレート®に対し、生理学的・バイオメカニクス的な部分の変化による数値検証、より細部にわたるエビデンスの実証を期待するテイク。お互いを高め合い、両社はさらに強固なパートナーシップを築いていく。