株式会社SMART GOLFは、ITを活用した会員制無人インドアゴルフ練習場「SMART GOLF」の運営を目的に2020年創業後、急速に店舗を拡大し現在169店舗、今後400店舗を目指し出店スピードを加速中だ。インドアゴルフ施設の競合施設がひしめくなかにあって独自の強みを打ち出し、「会員制」「24時間営業」「完全個室」「レッスン」等、フィットネス事業と同様の内容を武器にする。同社代表取締役の高須賀優人氏に、事業構造についてインタビューを試みた。
―事業化の経緯を教えてください。
高須賀:大学を卒業後、野村證券株式会社、M&Aキャピタルパートナーズ株式会社など金融業界で勤務し、様々な事業を見てきましたが、自ら起業したいと思い、着目したのが「無人ビジネス」です。この実現に「インドアゴルフ練習場」が思い浮かびました。2010年代後半はゴルフシミュレーション施設がレジャー施設として注目された時期で、一方で郊外のゴルフ練習場はどんどん廃業。ゴルフの練習ができる場所がなくなっていました。そこで「インドアゴルフをより身近な世の中にしていこう」とビジョンを掲げ、シミュレーターを活用した無人の練習場の事業化に可能性を見いだしました。
―勝算をどう見ましたか?
高須賀:コロナ前に事業を開始しようと準備しましたが、コロナに入り一旦様子を見て、実際に1店舗目をオープンしたのが2021年4月です。当時のゴルフ業界は需要が高まっていましたがゴルフの練習をする場所がなく、郊外の打ちっぱなしに行くか、練習もなくゴルフ場のラウンドでした。類似する施設をベンチマークし収支を計算すると、無人化で利益率は高く投資回収も早かった。
―ターゲットの想定は?
高須賀:ゴルフ人口の中心である30〜50代の男性をターゲットにしました。当時、他社の施設を見ると、価格帯で月1万円から1万3,000円が大半。高単価施設で月4万円、5万円で、それだけ支払える層のみでは市場も狭まります。単価が安くサービスレベルを下げるより、高品質なシミュレーターを活用し、空間も個室にして、月単価を2万円ぐらいに想定しました。もちろん大事な投