ダンロップスポーツクラブの8店舗に導入されている会員サポートシステム「からだステーション」。利用者のモチベーションアップや付帯収入向上につながっている。今年、からだステーションの機能が向上したことを機に、改めて利用促進につなげていく。

  • 駒田裕紀氏
    株式会社ダンロップスポーツウエルネス ダンロップスポーツクラブ綾瀬
  • 関 駿輔氏
    株式会社豊通オールライフ ヘルスケア事業部 ICT ソリューションG

770 円/月で提供 付帯収入で客単価向上、継続率に貢献

ダンロップスポーツクラブは、からだステーションを1ヶ月770円(税込)で提供しており、新入会者のキャンペーン特典として1ヶ月間無料(キャンペーン特典により異なる場合もある)で利用できることとしている。

同社は、初期定着のための取り組みとして、「4回サポート」を行っており、からだステーションをお客さまの目標達成をサポートするために活用している。入会時の利用は95%以上で、キャンペーン期間終了後も続けるお客さまは2割程度。

「体重を減らしたい、健康になりたいなど、身体への成果を出すことを目的に入会している方は、継続して利用していただけています。数字で変化が見られることでモチベーションアップにつながっているのです。特に男性は変化を数字で見られることにハマる方が多いようです」(駒田氏)

利用者の属性は会員属性とほぼ比例している。数字で効果を感じられるため、退会率の削減へ貢献している。クラブとしては、継続して付帯収入を得られることが大きい。

「コロナ禍で在籍が減っている分、単価向上は収益を担保するための大きな課題です。からだステーションの利用者が増えれば付帯収入も増えます。また、これまでの利用状況から、からだステーションを利用することで継続につながることもわかっています。キャンペーン期間終了後に多くの方に継続してからだステーションを利用していただくことが今後の課題です」と駒田氏は話す。

未利用者へのフォロー スタッフの情報共有に活用

同社はこれまで、主に運動履歴の確認などでからだステーションを利用していたが、1月からは未利用者や低利用者へのフォローでの活用を強化していく。同社は、1ヶ月間の来館数が0〜2回のお客さまに電話をかけ、3ヶ月間利用がないお客さまには特典付きのDM(はがき)を送っている。リストの抽出→はがきの購入→印刷と手間と時間がかかっていたが、電話に出る人はほとんどなく、DMによって来館する人は1割程度と少ない。

「リスト化してお客さまに届くまでに時間と手間がかかっていました。からだステーションを活用することで属性ごとにプッシュ通知でメッセージを送ることができ、作業が減ります。来館しなくなってから時間が経つほど通いづらくなります。タイムリーにフォローすることで、来館のきっかけができると思います」(駒田氏)

もうひとつ活用したいと考えているのは、スタッフのフォロー体制。

「これまでは紙やエクセルに記入していましたが、管理や共有に手間がかかります。からだステーションを活用することで、オリエンテーションでお伝えした話や来館の目的、トレーニング内容、注意事項などをすぐに調べることができます。4回サポートではなるべく同じスタッフが対応するようにしていますが、できないこともあります。スタッフ同士が情報を共有することでお客さまは安心感をもってトレーニングできると考えています」(駒田氏)

基幹システムとの連携、レポート作成 バージョンアップし、フォロー効率化

からだステーションは、ウエアラブル端末などで記録したクラブ内外の運動履歴やクラブで測定した体組成、血圧などの結果を、アプリで可視化できるもの。お客さまのデータを一元管理することでサポートを効率化できる。また、プッシュ通知でメッセージを自動または都度配信することができる。

今春には、基幹システムとのデータ連携、レポート作成機能を追加。これまでデータ連携が特定の会員管理システムに限定されていたが、システムを問わず可能になる。基幹システムの会員情報や利用状況、からだステーションから得られるライフログを一元管理することで、からだステーションを利用していないお客さまのデータも含めて閲覧できるようになり、より効率的にフォローすることが可能になる。

未来館者との接点がもて、また付帯収入にもつながるからだステーション。クラブにとって大きなプラスになるのではないだろうか。