国内初となる会員制・完全個室型で24時間営業のフィットネス&サウナ「Majesty-onarimon club( マジェスティ-御成門クラブ)」が、日本を代表するフェンシング選手、見延和靖の監修にて、2022年2月1日、東京・御成門にオープンした。

ポストコロナ時代を見据えたフィットネスの新たなスタイルとして、今後の利用動向が注目される。

パーソナルトレーナーがクライアントを指導する施設としても活用可能

2022年2月1日、国内初となる会員制・完全個室型で24時間営業のフィットネス&サウナ「Majestyonarimonclub(マジェスティ-御成門クラブ)」(東京・港区)がオープンした。

経営主体は、アミューズメント事業を全国に展開するNEXUSグループ(本社:群馬・東京)。

世界的なCOVID-19感染拡大により日本経済が大きな打撃を受けているなかで、ポストコロナ時代を見据えてフィットネスクラブの新たなスタイルを実現するべく、同社は’17年11月より運営していた13階建て95室のシティホテルを’21年8月末で営業を終了させ、建物を業態変更のために全面改装し、2階から13階までのフロアを最新トレーニングマシンを完備した「フィットネス専用個室」43室、「個室ロウリュウサウナ」21室を設置した、24時間会員制個室フィットネス&サウナ施設にコンバージョン、新たにオープンすることにした。

同社グループ代表 星野敏氏は、かつてフェンシングで五輪出場を目指し、その後さらにワールドクラスのカーレーサーを目指し、自宅のガレージをジムに改装して、ほぼ毎日トレーニングをしてきていることから、フィットネスの本質的な価値を身をもって知っており、すでに3軒のジム・スタジオ型フィットネスクラブ「SPORESH(スポレッシュ)」の経営にも携わっている。

そこで、本施設のコンバージョンもフィットネスの方向性で企画開発されることになった。

この「Majesty-onarimon club(マジェスティ-御成門クラブ)」は、従来型のクラブとは一線を画す革新的でユニークな施設・サービスシステムをとる。

テクノジム社の最上級マシンでAI制御のバイオサーキットをはじめとするマシンやトレッドミル、フリーウェイトなどと高級感あふれる内装のフィットネスフロア。そして、個室ロウリュウサウナやスチームサウナ(女性専用)を設置したサウナフロア。

そのすべてが、全国初の完全個室空間となっている。

そのため、「非接触、三密回避」「他人の目を気にせず、ストレスフリー」「プライベート空間を一人で、家族・友人らと自由に楽しめる」「トレーニング設備、アメニティ、食事まで高いレベルで贅沢な時間と空間」を実現できる。

バイオサーキットルームは、マシン操作からワークアウトまで必要なガイドがルームモニターから提供できることにもなっているので、会員は24時間人目を気にすることもなく、自由に集中してトレーニングを楽しむことができる。

バイオサーキット・スチームサウナ・セルフエステなど安心安全の環境を整えた女性専用フロアや、食材一つひとつから健康と安全にこだわり抜いたFood&Drinkコーナーも備えられている。

料金は、入会金3万円、月会費3万円、ジム手数料5,000円に加えて、1回ごとの利用に少額のルームチャージが必要となる。また、会員利用時に、ゲスト1名を同伴できることにしている。

同グループフィットネス事業部部長三上剛史氏は、対象顧客として、30~ 60歳代の港区近隣在住の男女、海外からの移住者に加えて、クライアントを伴ってのパーソナルトレーナーも想定している。パーソナルトレーナーは、自身のジムを所有していなくても、同クラブを月額3万円の会費だけを負担することで利用できるため、活用しやすい。また、施設には同社の指導サービスを提供するトレーナーや案内のためのスタッフも常駐し、サービスにあたる。

同社は、予定する会員数を、500~ 1,000名としている。コロナ禍もあって、「ソロ」ブームが続いているが、フィットネスシーンでは、それに対応する施設があまりないため、本施設はそうした需要に対応していく。今後の利用動向が注目される。