株式会社岡京（以下、岡京）は「岡山県を京（みやこ）に」という想いで2019年に立ち上げられたコンサルティングファーム。中国・四国エリアの企業をクライアントとして抱え、業務改善、ブランディング、マーケティングなどを支援している。
その一方で、健康経営を実現する施策として、24時間完全個室ジム『FOUND』を立ち上げ、すでに入会者数を制限するほどの反響を得ている。フィットネス業界への異業種参入をスムーズに実現したのが、ヘイ株式会社（以下、hey）が提供する予約・決済・顧客管理システム「STORES 予約 (旧 Coubic)」。
FOUNDの根幹を支えるシステムとして活用されており、今後の展開にも欠かせない存在だ。そこで、FOUNDの取り組みとSTORES予約活用方法について、代表の浅尾氏に話を訊いた。
健康の土台を構築するFOUNDの３大要素
FOUNDは岡山駅から徒歩５分の好立地に１号店を2021年３月にオープン。わずか１年足らずで想定していた会員数を超過。
入会したくても入会できない状況になっているほど引き合いが強い。
そもそも、コンサルティング会社である岡京がフィットネスジムをオープンした背景は何だろうか？
「ずばり、健康経営の課題を解決するためです。企業のパフォーマンスを高めるには、そこで働く従業員の活力を高める必要があります。しかし、健康経営は人手が少ない会社ほど手をつけられていない領域です。そこで、私たちが人生の土台となる身体のサポートを始めたのです」と浅尾氏は説明する。
浅尾氏にとって問題意識があったのは、企業が福利厚生サービスに加入しており、従業員がその一環でジムを利用できる環境にいたとしても、利用率は低いということ。
そこで、「通えない理由をなくす」というコンセプトで、３つの要素をFOUNDに組み込んだ。
①24時間、②完全個室、③パーソナルトレーニング、の３つだ。「時間がない」「人目を気にしたくない、非接触がいい」「やり方がわからない」といった悩みを解消するために、どれも欠かせない特徴となっている。
入会、予約、決済の自動化を実現安価にサービス提供が可能に
では、FOUNDはいくらで利用できるのだろうか？ なんと、月額4,200円（税込）である。利用予約さえすれば、スミスマシンやパワーラックを独り占めできる。
またパーソナルトレーニングも受けられ、１回あたり3,300円（税込）〜と破格で提供。約４割の会員さまが利用している。
「この価格で提供できているのは、STORES 予約 のシステムによって、人手をかけずに会員さまに自ら入会手続きや予約、決済を行ってもらえるようにして、店舗側の作業量を圧倒的に減らしたことが大きいです」と浅尾氏は満足げに話す。
当たり前だが、安価な会費は大きな競争力の源泉になる。それでも採算がしっかりと取れる仕組みを実現するには、業務効率化によって人手を最小限に抑える必要がある。
STORES予約は、圧倒的なコストパフォーマンスでそれを叶える。
STORES 予約導入の決め手は優れたUI/UX
浅尾氏によると、STORES 予約 を初めて使ったときから、説明書を一切見ずとも簡単に操作して利用することができたところに、魅力を感じて導入を決意。
システムを使いこなせるようになるための時間や手間が少ないほど、その分コストも抑えられるかつ、店舗数の拡大もしやすくなる。
この使いやすさに加えて、そもそもの価格的なハードルの低さが、満を持して１号店をオープンするジムにとってはこれ以上なく助かるポイントなのだろう。
FOUNDの場合、入会から初めての利用までをwebもしくはアプリで完結できる。日々のジムの予約については会員さまが自分で行い、決済はすべてシステム上で完結。
一般的なジムと違い、個室を予約することが前提のFOUNDでは、このスムーズさが会員さまにとっても付加価値になっている。
それだけではなく、施設運営者にも痒いところに手が届く機能が満載だ。
「会員さまの属性や、頻繁に施設を利用している方の情報も、STORES 予約のシステムから読み取ることができます。次なる出店に向けたPR戦略を考えるのには欠かせない情報源です。さらに、アフターフォローのメールを自動送信できたり、キャンペーンのお知らせも簡単に送信できるため、大変助かっています」と浅尾氏は話す。
中国・四国を中心に新規出店を加速
１号店の好況を鑑みて、早くもFOUND ２号店を岡山駅付近に’22年４月にオープンを決定。今後は、中国・四国エリアにおいてクライアント企業の従業員が多く居住している地域や、会社がある商業地域に出店を進めていく。
「運動の習慣化、そしてその先にある『健康の習慣化』を、FOUNDを通して実現することで、健康経営にも貢献していきたいと思います」と浅尾氏は熱を込めて話を締め括った。
