ボディテックの共同創設者であるジリオラ・アイカルディ氏は、1997年に医療フィットネスモデルを成功させたコロンビアの第一人者だ。地元の医療機関と連携し、栄養カウンセリングや理学療法を提供することで、フィットネスを健康増進、長寿、慢性疾患の減少、医療費の削減につなげるという、時代に先駆けたモデルを生んだボディテックは、現在、業界最大のグローバルブランドの1つになっている。
CBI:フィットネス業界を目指したきっかけは何ですか?
ジリオラ・アイカルディ氏(以下、アイカルディ):私は運動が大好きで、私たち(アイカルディ氏のパートナーであるニコラス・ロアイザ氏)は、社会にとって貢献できる、良い業界で働きたいと考えていました。
タバコやお酒など、健康に悪いものを売っている会社では働けませんから。それが、業界のことを何も知らない私たちが、フィットネスクラブを開こうと思った、一番の理由だと思います。私は工業エンジニア、ニコラスは土木エンジニアで、2人ともMBAを取得しています。
フィットネスクラブのオープンは、まったく初めてのことでしたが、私たちはスポーツが大好きでした。
ボディテックのビジネスモデルの背景にある哲学は何でしょうか?
私たちは、「美」の概念は時代によって変わることがあっても、「健康」の概念は変わらないと考えています。誰もが若くありたいと思い、誰もが健康でありたいと思い、誰もが長生きしたいと思うものです。
それが、私たちがエクササイズを健康として考えた理由です。
医療機関とはどの程度密接に連携しているのでしょうか?
私たちはスポーツ医療施設として登録されています。つまり、ここコロンビアで私たちを規制しているのは保健省です。
スポーツ医、栄養士、理学療法士がおり、従業員も全員体育や関連分野のプロフェッショナルなので、普通のジムとは違います。3ヶ月のオンラインコースを受けただけで認定されるトレーナーなどはいません。私たちのために働く人は全員、少なくとも4~5年大学に通っていることが条件です。
医師は患者さんをボディテックに紹介するのでしょうか?
私たちは医師や保険会社に相談しています。彼らは