アメリカスポーツ医学会(ACSM)は、20年目となる「世界フィットネストレンド予測」を発表した。2026年の第1位トレンドは、例年に引き続き、「ウェアラブルテクノロジー」となった。同レポートは、臨床家・研究者・運動指導者など約2,000名を対象とした調査に基づき、ACSM『Health & Fitness Journal®』2025年11/12月号に掲載されたものである。日本とアメリカでは、フィットネスを取り巻く環境が違うので、一概に、これらが日本のトレンドにもなるとは必ずしも言い難いが、世界的な大きな潮流として日本の事業者も押さえておきたい。

 

「ウェアラブルテクノロジー」がトップ1に

「この20年間でフィットネスの潮流は劇的に変化しました。この節目は、健康とフィットネス分野がどのように進化し、社会に影響を与えてきたかを長期的に見渡す視点を与えてくれます」

2026年版トレンドレポートの筆頭著者であり、ACSM認定エクササイズ生理学者のCayla R. McAvoy博士は、こう述べる。

「この20年間で、小児肥満、コロナ禍におけるオンラインフィットネス、メンタルヘルス、フィットネステクノロジーの台頭、医療連携プログラム、アクティブエイジングなど、様々なテーマに紐づいたトレンドが生まれました」

この年次レポートは、主に欧米の運動指導者や施設運営者、利用者が、自身の現場や環境で結果を活かせるようつくられている。フィットネスクラブのサービス改善、特定ニーズに合わせたプログラム設計、政策立案、あるいは実施効果の研究など、意思決定に役立つ実践的なガイドとなると、されている。調査結果は、現在の実践状況のスナップショットであると同時に、業界の新たな優先事項や成長分野への洞察も提供するとも、されている。

さっそく2026年のフィットネストレンド予測・トップ10を紹介したい。2024年、2025年のトップ10とともに、図表に記した。

2026年のトップは、ここ数年、すっかり定位置となり、定着した「ウェアラブルテクノロジー」である、続いて「高齢者向けフィットネスプログラム」「減量のためのエクササイズ」「モバイルエクササイズアプリ」「バランス・フロー・コアトレーニング」となった。

「ウェアラブルテクノロジー」が2026年の予測も1位となったことについて、McA