カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下、CCC)のグループ会社、カルチュア・エクスペリエンス株式会社(以下、CX社)が、独自のスタイルによるウェルネス施設「TSUTAYA Conditioning」の出店を加速している。CCC、及びCX社は「TSUTAYA」をはじめ、常に時代に合わせて新しい空間価値と体験価値を企画し、生活者に提案してきたが、健康志向の強まりを背景にフィットネス施設もウェルネス施設へと変革させていこうと「TSUTAYA Conditioning」を誕生させた。10月1日には、フラッグシップ店「TSUTAYA Conditioning U_PLACE川越店」を開業するなど、出店も順調だ。「TSUTAYA Conditioning」の事業理念などは、本誌通巻138号で詳細を紹介しているが、改めて事業責任者である、カルチュア・エクスペリエンス株式会社で商品本部ウエルネス部部長の松本敦氏に取材し、「整える」ジムの現状と、会員の声、また理念を具現化している「EGYM」の在り方についても見ておきたい。
整えるジム、頑張らなくていいジムへと構造変革へ
「TSUTAYA Conditioning」は、“ココロとカラダを整える”をコンセプトにした、TSUTAYAが提案する「整えるジム」これまでにない「運動以外の楽しみがある、頑張らなくていいジム」だ。運動初心者でも無理なく続けられる全自動AIマシンサーキット、ストレッチマシン、マッサージチェア、ヨガ、マシンピラティススタジオなどを揃えるとともに、特徴的なスペースとなっているのが「ブックラウンジ」である。ブックラウンジ内には、運動・美・食・暮らしをテーマに『代官山蔦屋書店』のコンシェルジュが選書した本が並ぶ。しかも店内の本棚には毎月7~10冊ずつ追加されるので、会員は常に新しい本と出会うことができる。
またカフェスペースには、セルフスタイルの「タニタカフェ」が設置され、カロリー計算された体にいいコーヒーやフードが販売されている(一部店舗のみ設置)。ブックラウンジでは読書を楽しむ以外に、無料Wi-Fiが完備され席には無料コンセントもあるので、パソコンやスマホを見ていたり、仕事や勉強をしたりと、会員は思い思いの過ごし方をしている。
「TSUTAYA Conditioningが目指すものは