株式会社INSPAは、ホットヨガ「CALDO(カルド)」、マシンピラティス「Mapila(マピラ)」などのスタジオ、24時間ジム「H!M」等を首都圏中心にインスパグループとして展開しており、常に流行を押さえ、先手を打つ経営が見て取れる。同社の旗艦ブランドが2013年12月リニューアルオープンした、フィットネス×スパ施設、「INSPA横浜」だ。2024年12月にスパ(温浴施設)部分のみを、株式会社極楽湯のブランド「RAKUSPA」に経営・運営を移管し「RAKUSPABAY 横浜」として再オープン。その後、既存のフィットネス施設の魅力強化を検討してきたが、2025年9月、HYROXをいち早く導入した。その取り組みの詳細と、約半年の運用で見えてきた成果と課題について、INSPA横浜マネージャー西川和弘氏と同HYROXトレーニング担当藤田桐綿氏に話を聞いた。

施設の鮮度を保つコンテンツにHYROXを導入

価格競争と利便性で勝る24時間ジムの台頭により、劣勢を強いられている総合フィットネスクラブ。天然温泉スパを併設するINSPA横浜ではあるが例外ではない。スパ利用者はあくまでもリラックス目的で来訪するため、フィットネスへの送客が難しい。加えて、最寄り駅から徒歩15分ほどと離れた立地も足かせに。そこで既存会員の日常のワークアウトのマンネリ化による退会を防ぐためにも、新たな目玉コンテンツをプラスαで導入し活路を見出そうとした。そこで目をつけたのが、海外で流行中のHYROXだ。すぐ行動に移し、西川氏と本社スタッフが、都内の類似する施設で実体験。今後、国内で大規模な大会が開かれていき、既存会員の刺激になると予見し、HYROX導入を決断した。HYROXが公認するジムとして加盟し、2025年9月15日のオープンに向けて準備に取り掛かる。

前後して、2025年8月9日に国内初開催となった「HYROX YOKOHAMA」が横浜で開催された。その盛り上がりをみてHYROX導入に、より拍車がかかる。大会後、8月21日に館内工事を着工し、既存のカーディオエリアを改装した。施設は、HYROX種目のウォールボール、ブロードジャンプなどを行うのに必要な天井高、奥行きとも確保ができることから、専用エリアとして設けることになった。公式の機材一式を取りそろえ、「国内ではトップクラス