エヌエスティ・グローバリスト株式会社は、今年4月より次亜塩素酸水を噴霧し、広い空間を連続で除菌・消臭・ウイルス不活化する「JiaSpace(以下、ジアスペース)」の販売を始めた。浮遊ウイルス、付着ウイルスの双方に有効性を発揮し、高い除菌力と人体への影響がない安全性を両立する。

  • 町田 敏氏
    エヌエスティ・グローバリスト株式会社 フィットテック事業部長
  • 山口祐治氏
    株式会社メリ・テック 代表取締役

除菌・ウイルス不活化効果が高い次亜塩素酸水を広範囲に噴霧

「ジアスペース」は、国内で唯一、次亜塩素酸水200ppmを約10μの微粒子で噴霧できるミストディフューザーで、約50坪までの部屋に対応している。次亜塩素酸水は、ほぼすべてのウイルス・細菌の除菌に有効で、有機物と反応して分解するため消臭にも有効である。

また、人体に対する安全性は、財団法人日本食品分析センターにおいて、急性経口毒性、皮膚一次刺激性、皮膚感作性などの試験結果、安全性を確認している。浮遊菌や付着菌・付着ウイルスにも有効で、花粉症対策や消臭対策もこれ一台で可能だ。温浴施設のカビや汗の臭い対策として開発し、4年ほどかけて改良を重ねてきた。

「絶えず悪臭のもとに働きかけることで消臭します。10μの微粒子を噴霧することで、約20分間粒子が浮遊し、広い空間に行き渡ります。浮遊しているときには空気中の、落下するときには付着している菌やウイルスと結合し、不活化します」と同商品の開発を担当した山口祐治氏。

「10μの次亜塩素酸水の微粒子を噴霧するノズル、結晶が起きにくい純度の高い専用次亜塩素酸水の組合せで実現できました。いずれも特許出願中です」(山口氏)

 

高齢者施設でインフルエンザ感染抑制 新型コロナウイルスにも有効

数年前から温浴施設や高齢者施設に導入され、高齢者施設では導入後インフルエンザの感染が例年と比べ拡がらないという事例もあった。

「人の身体以外に付着した、インフルエンザウイルスやノロウイルスに関しては、次亜塩素酸水で不活化することがわかっています。石鹸やアルコールなどよりも強い菌・ウイルスにも効果があります。難しいのは、ウイルスがどこに付着しているかわからないことです。微細粒子を噴霧することで、約50坪という広範囲に漂わせることができます。ジアスペースの基本運転モードでは、設定により空間に合った量を自動で噴霧するため、常に空間が除菌されます。理論上は浮遊している飛沫にも結合することで不活化できます」(町田敏氏)

手間をかけずにウイルス対策 お客さまに安心できる場を提供

フィットネスクラブには、ジアスペース本体(レンタル)と専用の高純度次亜塩素酸水20ℓ、定期交換部品などを合わせて月額25,000円のサブスクリプションプランで提供する。施設の広さなどに合わせてあらかじめ噴霧時間などが設定され、店舗に納入される。電源が確保できればどこでも設置でき、フィットネスクラブのスタッフは週1回程度の次亜塩素酸水の補充と年2回ほど簡単な部品交換を行うだけでよい。

「オープンの1時間ほど前からクローズまで自動で作動するので手間はかかりません。初期費用もかからないので、すでに50施設ほどで導入、5月以降も100施設近くご予約をいただいています」(町田氏)

また、7月からカビ対策・消臭対策としても要望の多かったロッカールームなど、20坪ほどのせまい場所に対応した廉価版の小型機も販売する予定だ。さらに、現在販売中の商品も噴霧量を増やすことで100坪ほどの場所にも対応できるようにしていく。新型コロナウイルス感染対策として清掃・消毒に時間をかけているクラブも多いなか、ジアスペースにより手間をかけずにウイルスを不活化させ、安全な環境をお客さまに提供できるのではないだろうか。