株式会社ブラボーグループは、10月よりウェアラブルデバイス&プラットフォーム「Myzone」の一般向け販売を開始予定。2021年1月からはフィットネスクラブ向けに販売し、会員さまのモチベーション向上とエンゲージメント強化を図る。

  • 稲辺裕樹氏

    株式会社ブラボーグループ 代表取締役CEO

  • 大箸紘也氏

    同 フィットネスシステム事業部 マーケティング

運動量を可視化しモチベーション向上 スタッフと会員さまのつながりを構築

Myzoneは、世界85 ヶ国、7,500施設以上で導入されているウェアラブルのプラットフォームとデバイスを兼ね備えた機器だ。

同社がMyzoneの展開を始めた理由について、代表取締役CEOの稲辺裕樹氏は次のように話す。

「数年前から世界のフィットネストレンドとしてウエアラブルが注目されており、運動へのモチベーションを保つために可視化することが大切なことがわかっています。当社は様々な運動コンテンツを提供しており、それらの核となるものを提供したいと考えていました。会員さまとクラブ、会員さまとインストラクターなどを結び付け、会員さまの運動へのモチベーションを向上させ、クラブの経営にも寄与できるものとしてMyzoneが有効だと考えました」

Myzoneは、運動量を可視化し、自身の身体について知ることが、運動へのモチベーション向上につながる。さらに、アプリを使用してスタッフが会員さまをフォローすることができ、エンゲージメント向上にもつながる。

滞在時間・来館頻度がアップ コミュニティ形成にも寄与

Myzoneの特徴は、デバイスを胸に装着することでより正確に数値を計測できること。心電図と同じ精度でデータをとれる。日常生活での動作を測るのではなく、運動中にのみ着用することが前提となっている。スマートフォンにアプリをダウンロードすると、リアルタイムで心拍数などが記載される。また、カーディオマシンエリア、ウエイトトレーニングマシンエリア、スタジオなどで投影画面を設置すると、トレーニング中の数値がリアルタイムで表示される。

欧米ではMyzoneによって、滞在時間や来館頻度が増え、さらに商品購入などにつながることがわかっている。帰属意識を高めると同時に、付帯収入の増加にもつながり、クラブにとっては魅力的なアイテムといえるだろう。

運動継続につなげるためゲーミフィケーションの要素もあり、心拍数に応じてMyzone Effort Points( MEPs)というポイントが貯まる仕組みになっている。グローバルチャレンジという世界で競い合うイベントもあるほか、クラブ内でイベントを開催するなどして競い合うこともできる。SNS機能もあり、運動量や写真の共有、メッセージのやりとりができるため、会員さま同士のコミュニティの構築につながる。

また、トレーニング動画と色分けされたターゲットゾーンも画面に流すことができるため、スタッフがいない時間でも会員さま自身が運動を適正にできているか判断できる。Zoomと連動したリモートオンラインレッスン機能でも、画面半分にトレーナーもしくは会員さま、もう半分に心拍数が表示されるため、トレーナーが遠隔でも適切に指導できる。24時間型施設やオンラインレッスンが増えているなか、安全管理の面でも有効といえるだろう。

予約や動画配信も可能に デバイス販売でクラブの付帯収入に

フィットネスクラブがMyzoneを導入する場合、プラットフォームとなるシステムをインストールし、ウェアラブルデバイスを会員さまに購入してもらい、アプリをダウンロードしてもらえばよい。ジムやスタジオなど、クラブ内には必要に応じて専用PC /キーボードや受信機、そして画面を設置すれば、会員さまは大画面で心拍などを確認できる。画面も、すでに設置されているスクリーンなどを利用することも可能だ。プラットフォームには、予約機能やチャットコミュニケーション機能などがすでにメニュー化されている。

どの機能を利用するか、クラブ内のどのエリアに導入するかなど、必要に応じて決めることができる。「クラブと会員さまのニーズによって、ウエアラブルデバイスを会員さま全員に購入していただくことも、プラスの価値として希望者のみに使っていただくこともできます。Myzoneをベースに、会員さまとクラブ、また会員さま同士がつながり、コミュニティの形成につながると考えています」(大箸氏)

運動を可視化してモチベーションをアップさせるとともにエンゲージメントにもつながるだろうMyzoneにこれから注目したい。