株式会社NOMANは東京都で2店舗のセミパーソナルトレーニングジム「JAMROCK FITNESS」を運営している。今年7月、東京都墨田区にオープンし、予想を上回る集客を実現している。

野間一暢氏
JAMROCK fitness 代表取締役

初心者をターゲット1対3のセミパーソナルトレーニング

JAMROCK FITNESSは、家から近くて初心者が使いやすいクラブを目指し、2018年4月に東京都葛飾区新小岩に1店舗目をオープンした。同クラブの運営が順調だったことから、新規出店を考えており、今年3月に墨田区の菊川駅から徒歩5分ほどの場所に物件を見つけ契約。新型コロナウイルス禍(以下、コロナ禍)が拡大するなか予定より準備に時間をかけ、7月にオープンした。

「今までフィットネスクラブへ行ったことがない人、通ったことはあるけれど続かなかった人へ、少人数制で提供しています。きちんと指導してもらいたいと考える人へパーソナルトレーニングより低価格で提供できることが特徴です」

菊川駅のほか、複数路線の駅から徒歩圏内にあり、周辺の居住人口は多い。メインターゲットは30 〜40代の女性だ。月8回まで通えて料金は19,000円。1回のトレーニングは原則60分+有酸素運動としている。

プロモーションは、オープン前に半径約3km圏内に5万部のチラシをポスティング。6ヶ月間の在籍を条件とした2ヶ月間無料キャンペーンを行い、大きな反響があった。初回体験時にマンツーマンでカウンセリングと運動指導を行う。そのときに体組成測定結果をもとにメニューを作成している。2回目以降は、トレーナー1人に対して最大3名に対応し、指導している。

マトリックスのマシンを採用限られたスペースを有効活用

施設の延床面積は約200㎡で、建物構造上ウエイトマシンやパワーラックがあるメインスペースと有酸素運動を行うスペースが分かれている。メインスペースには、ラットプル/シーテッドロー、レッグエクステンション/カール、アブダクション/アダクション、ファンクショナルトレーナー、メガパワーラック、メガハーフラック、スミスマシン、アジャスタブルベンチなどがあるほか、ファンクショナルスペースを設けている。マシンは主にマトリックスを選んだ。

「内装に合う、黒で重厚感のあるマシンを探していました。また、限られたスペースで複数人に対応するため、汎用性のあるマシンがよいと考えていました。マトリックスのスミスマシンは脚、胸、肩、背中など様々な部位に使えることが魅力でした。自身が通っていたセミパーソナルトレーニングジム『トリヤヴェロス』からの紹介で、ジョンソンヘルステックジャパンさんの対応がよいということも選んだ理由のひとつです」

コロナ禍に合ったスタイルで予想以上の集客を実現

現在の会員数は約170名。利用率も高く、昼は多少空きがあるが、夜は定員いっぱいのため、キャンセル待ちとしている。男女比はおよそ3:7で30代、40代が多い。特にペア割(14,900円/月・税別)が好評だ。同じ曜日・時間に来館するお客さまが多いが、忙しい人が多いことからキャンセルを防ぐためにもトレーニング終了時に次回の予約をすることとしている。

新小岩店はオープンから1ヶ月で20名程度、徐々に増えて現在は約180名を維持している。菊川店の集客スピードが想定より早かったことから、現在は体制を整えている。多くのフィットネスクラブが会員減に悩むなか想定以上の集客を実現できた理由を野間氏は次のように考えている。

「この数年でパーソナルトレーニング=高額ということが認知され、それより低価格で丁寧な指導を受けられることがよいのだと思います。また、住宅立地、少人数制で密にならないなど、コロナ禍のニーズに合っていたのだと思います。在宅勤務による運動不足を解消するために入会した人もいます」

今後の課題はより一人ひとりに合った指導を行うこと。

「初心者が多いため指導にも時間がかかっています。マシンの待ち時間が生じてしまったり、お客さまへの対応が細やかにできなかったりすることが課題です。より一人ひとりの悩みに沿った指導ができるよう、一度入会をストップして対応しています。また、今はイベントや飲み会などの開催が難しい状況ですが、コミュニティをつくるために何ができるか考えています」

来年には都内にもう1店舗、さらにその後は自身の出身地に近い中国・四国地方への出店が目標だ。少人数制により個々に適したトレーニングの提供と運動習慣の定着を実現している同クラブ。より多くの人の健康をサポートできるよう、サービスを提供していく。