小林製薬株式会社と株式会社カーブスジャパンは、運動習慣と認知機能や健康指標の関係性を検証する実証実験「いきいきシニアプロジェクト」を 2022 年 10 月11 日から始動する。

この実証実験は、阪南市の後援を得て実施する。本プロジェクトでは、阪南市在住の女性約 60 名の方に参加いただき、参加者を積極的に運動するグループ、運動しないグループに分け、3 ヶ月後ごとに認知機能のスクリーニング、BMI などを測定し、定期的な運動習慣とそれらの関係性を検証する。

背景と狙い

コロナ禍における活動制限で、運動する機会や人とのかかわりが減ることにより、生活習慣病や要介護、心や体が衰えた状態になるフレイルなどの健康課題が懸念されてる。厚生労働省の推計によると 2025 年には認知症の有病者が 700 万人になると予測されており、認知機能低下の予防に人々の関心が集まっている。認知機能低下を予防するには、その兆候を早期発見し、対策をすることが重要である。

こうした社会課題の解決に取り組む小林製薬、カーブスの思いが一致し、両社が協定を結んでいる大阪府阪南市をフィールドに運動習慣と認知機能や健康指標の関係性を検証する本プロジェクトを始動することとなった。

本プロジェクトで認知機能の低下や生活習慣病など人々の健康にかかわる実証実験を行い、社会課題の解決に向けた糸口を見つけていくことを目指す。

※厚生労働省「認知症の人の将来推計について」

概要 

<期間>
2022年10月11日、市内健康イベントでの参加者募集にて始動
2022年11月から6ヶ月間の検証を予定

 <実証実験参加者>
阪南市在住の65歳以上女性約60名

<方法>
参加者を週3回運動するグループと、運動しないグループとに分け、3ヶ月ごとに小林製薬の香りによる認知機能スクリーニングキット「ニンテスト」を用いた認知機能のスクリーニング、BMIなどを測定し、定期的な運動習慣とそれらの関係性を検証する。

「ニンテスト」について

香りによる認知機能スクリーニングキット。評価カップにスプレーした6種類の香料液の香りを被験者に嗅いでもらい、回答から算出したスコアにより認知機能のレベルを判定する。約5分のテスト時間で迅速に判定ができ、被験者の負担も少ない点が特徴で、全国の人間ドック施設、健診センター等に販売している。

小林製薬では、本製品を定期的なヘルスチェックの一つとして多くの皆さまにご利用いただくことで、健康増進の意識を高め、自分らしく豊かな生活を送ることのできる社会実現への貢献を目指している。

運動内容について

女性だけの30分フィットネス「カーブス」で行っているサーキットトレーニングを週3回のペースで実施する予定。筋力トレーニング(12種類)と有酸素運動を30秒ずつ交互に行いながらサーキットを2周し最後にストレッチで終了するもので、1回30分で健康づくりに必要なすべてのトレーニングが行える。カーブスで行っているサーキットトレーニングは東北大学加齢医学研究所 川島隆太研究室との共同研究で認知機能の改善に効果があると実証されている。

関連情報

「ニンテスト」HP:
https://www.kobayashi.co.jp/nintest/

株式会社カーブスジャパン HP:
https://www.curves.co.jp/

阪南市 HP:
https://www.city.hannan.lg.jp/

お問い合わせ

■小林製薬株式会社 広報・IR 部
大阪:TEL 06-6222-0142
東京:TEL 03-5602-9913

■株式会社カーブスジャパン 広報室
TEL:03-5418-9911
E-mail:pr@curves.co.jp

■大阪府阪南市 健康福祉部介護保険課(後援)
TEL:072-471-5678(代表)
E-mail:kaigo@city.hannan.lg.jp