大手企業の多くが2022年と2023年上半期に堅調な業績を計上し、フィットネス業界の軌道に対する楽観的な見方を煽っている。

今日、世界中のフィットネスクラブ、ジム、スタジオのオーナーや経営者が直面している課題を見れば、施設の将来について悲観的な見通しを持っていると思うかもしれない。パンデミックの長引く影響、サプライチェーンの問題、付加価値税率引き上げ案、エネルギーコストの上昇、金利上昇、インフレ、逼迫する労働市場、戦争、天候不順、景気後退の懸念など、課題は山積している。

しかし、多くの経営幹部は、経済や消費者心理は変動するものだが、健康とフィットネスに対する消費者の見方が変われば、現在の課題に打ち勝つことができ、おそらくはそれを克服することができる、という、より広範囲で長期的な将来展望を持っている。

「2023年IHRSAグローバル・レポート」のための、IHRSA会員クラブを対象とした最近の調査によると、クラブとスタジオの経営者は2023年について、2021年と2022年に比べて楽観的な意見を持っていることがわかった。特に重要なのは、回答者の約80%が2023年に会員数と収入が5%以上伸びると予想していることだ。このプレビューでは、成長を経験している課題と施設に焦点を当てているが、より多くの業界データ、トレンド、アドボカシー活動に関する情報は、報告書で入手できる。

エグゼクティブの間で最も楽観的な見方をしているのは、消費者が身体の健康と幸福を改善したいという願望を強めていることを示す調査結果である。IPSOSの報告書によると、50以上の国と地域の消費者の86%が、以前よりも今日、身体の健康と幸福についてもっと努力したいという意欲を持っている。消費者は、アジア、アフリカ、ラテンアメリカで最もこれを望んでおり、これらの市場は会員普及率が低いため、これらの地域内外の事業者が拡大する余地がある。