2024年2月16日、相模大野駅徒歩3分の地に、大人が存分に楽しめる「ココカラ相模大野(以下、相模大野店)」が誕生した。24時間利用可能な約250坪の大型トレーニングジム、多彩なプログラムを揃えたスタジオ、身体のバランスとコーディネーションの向上に最適なマシンピラティス専用スタジオ、25m×7コースの本格スイミングプール、大型スパ・大型サウナ、コワーキングスペースとしても活用できるラウンジ、屋上にはアウトドアテニススクール等、多様な非日常体験を味わえる1,200坪超のプレミアムな次世代複合型スポーツジムである。

  • 人の森株式会社
    ウェルネス社会を創る部
    プロジェクトリーダー 柴田直輝氏
     

イニシャルコストを半分以下にAI監視カメラ80台がもたらす安心感

24時間ジムの出店が相次いでいるなか、同クラブは種類豊富なマシンのラインナップや広大なフリーウェイトエリアの確保、グループレッスンの充実などに注力するというコンセプトは、差別化という意味でもぶれない。24時間利用可能なトレーニングジム、また大型クラブであるゆえに、セキュリティ面の充足は必要不可欠であった。

「警備会社と連携して、非常押しボタンを設置するだけだと不安。セキュリティショーでAI監視カメラを出展する企業は多かったがフィットネスクラブやスポーツジムでの導入事例が少なかった」と振り返る柴田氏。同社辻堂店が2023年夏のリニューアルで24時間営業へ切り替えるにあたり、導入したAI監視カメラが、株式会社Opt FitのGYM DX®だ。

「非常押しボタンだけだと、ボタンが押されないと有事を発見することができない。一般的な監視カメラでは、スタッフが常時カメラを確認する時間が必要となる。GYM DX®であれば、AI監視カメラで検知して、有事の際は警備員が駆け付けてくれ、会員さまの安全確保に即対応することができる」と同氏は話す。

機能面だけでなく、コスト面も大きな魅力の1つだ。監視カメラ自体が安価、イニシャルコストはこれまで依頼していた警備会社と比較し、およそ半分以下に抑えることができるという。辻堂店での成功事例をもとに、相模大野店でも全面導入することを決めた。大型クラブ相模大野店で導入したAI監視カメラの総数は、80台となる。

GYM DX®は利用分析の強い味方

幅広い年齢層が通う相模大野店。GYM DX®導入は、会員さまに安心感を与えているだけでなく、スタッフの最適化にも役立つという。

「エリアの安全管理に充てていた人員を、会員さまのサポートやレッスン強化に充てることができる。コロナ禍を経て、24時間ジムとの差別化の1つに手厚いサポートが挙げられる。そのサポートをさらに強化し、会員さまにもっと満足してもらいたい。満足していただくことで、CS(顧客満足)の先にあるCD(顧客感動)にもつなげていくことができる」と同氏。

GYM DX®には、マシンの利用分析ができる機能も付いている。既存店において、ジムエリアの混み具合や利用率が高いマシンの見定めは、トレーナーが肌感覚で行っていたが、導入後、AI分析により数値化されたことから、さらに精度の高い利用状況が可視化できるようになった。

「3ヶ月に一度、定期的にOpt Fit様とミーティングを行っていますが、データをもとに、分析結果の考察もいただけます。施設のボトルネックが明確化され、今後の判断材料にすることができる。マシンの利用率をどうやったら高めることができるかもアドバイスしてもらえる」と柴田氏は喜んで話す。

短期的にみると、現状こういうマシンが利用されている、という気づきを与えてくれる。中長期的にみると、マシンの入れ替えや増設を検討することになった際、利用分析がとても大事なヒントになる。

会員さまが利用しやすい導線づくりや安心のシステムを導入している同クラブ。オープン後、セキュリティ面に対してのクレームは皆無という。

「フィットネスが日常である世界へ、私たちがエクセレントクラブであるために」をビジョンに掲げる同社。大人が楽しめるクラブの仕掛けづくりとして、球技スポーツが楽しめるアリーナやトレーニング後のご褒美として喜ばれるリフレッシュ施設も取り揃えている。「ご利用される方の人生の一部になって欲しい。フィットネスライフが、ウェルネス社会を創る根底。通い続けていただき、習慣化してもらいたい」

今後、フィットネス業界がどのように変化していくか見えない。見えないからこそ、時代に合わせた変化に、柔軟に対応していく。その対応こそ、お客さまを大切に想う証である。最新テクノロジーを活用し、人を大切にし、人を介するサービス力に力を入れる同社。ますますの発展が期待される。