東京・麻布台ヒルズにあるアートミュージアム「森ビルデジタルアートミュージアム:エプソンチームラボボーダレス」(以下、チームラボボーダレス)で、アート鑑賞とフィットネスを融合したウェルネスプログラムが2月24日に開催された。
街のコンセプトに沿い開催へ
主催する森ビル株式会社は、都心部を中心に都市開発を行っているが、その1つ「麻布台ヒルズ」では、街づくりのコンセプトに「Green & Wellness」を掲げている。これを具現化する取り組みの1つが、麻布台ヒルズのコラボレーションパートナーであるNIKEとともに、ランニングやフィットネス体験を提供する「ウェルネスプログラム」だ。その一環として、昨年に、麻布台ヒルズ内の「チームラボボーダレス」で初のヨガを2セッション開催したところ、約140名が参加した。今回はチームラボボーダレスの作品空間3箇所に会場を増やし、プログラム数も3つへ拡大して、第2回目の開催を行った。プログラムはNIKEのトレーナーがリードし実施された。
会場となったのは、プログラムAが「人々のための岩に憑依する滝」が展示される空間。この空間では、岩の形状による水の流れや滝がテクノロジーを用いて描かれ、床に流れ出す水の表現が変化するなか、すべてのプログラムは、アート空間でのフィットネスにより、身体の健康だけでなく心の豊かさまで含めた総合的な健康を実現することが目指されている。特にここでは、ヨガにより瞑想状態になることで五感が研ぎ澄まされ、香りや音を含むチームラボの作品をより深く鑑賞できる効果もあった。
プログラムBはピラティスで、光の点の集合で立体物を創る幻想的な空間「Infinite Crystal World」内で行われた。プログラムCは、クリエイティブジャーナリング+ヨガとして、参加者が紙に描いた魚たちが目の前の海で泳ぎ出す「スケッチオーシャン」を実際に体験しながらヨガが行われた。
参加者は、2025年開催時は定員70名に対して約10倍の応募があった。今年はその人気を受けて、定員を220名まで拡大したが、SNSで告知をしたところ、瞬く間に定員に達したという。20~40歳代の女性が多く、ヨガやピラティスは経験していながら、新しい場での体験を求めるファッション性の高い女性層が参加していた。