筋トレと有酸素運動を交互に行うことで、短時間でも成果が出やすいと人気のサーキットトレーニング。なかでもテクノジムの「BIOCIRCUIT」(以下、バイオサーキット)はAI搭載により、ユーザーがわずらわしいと感じる操作を不要としたほか、ストレングスマシンにおいてはこれまで人のサポートが必要とされてきたトレーニングも可能にした。

1回わずか30分、待機時間も出ず“密”を防げるなど新型コロナウイルスなどの感染症対策として、また人材不足を補いながら安心・安全のトレーニングを提供できるとあって、今後よりニーズは高まっていきそうだ。

今村 仁氏
FIATO FIT 代表

AIがシート位置や負荷、トレーニングをカスタマイズ

高いデザイン性と機能性で定評のあるテクノジムから出されたサーキットマシン「バイオサーキット」。各マシンに搭載された特許技術のモーターBiodriveがユーザーをサポートすることで、フィットネス初心者からアスリート、また若年層から高齢層に至る幅広いターゲットが、目的に合わせてトレーニングできることを実現した。「バイオサーキット」を導入した、熊本県にある24時間営業のフィットネスジムFIATOFIT代表の今村仁氏は、その理由を次のように語る。

「人口減少が進むであろう地域の将来性を見据え、『人に依存せずに行え、健康に寄与できるビジネス』を探していたときに、知人に紹介されたのが『バイオサーキット』でした。2018年のSPORTECで初めて見たところ、パーソナルトレーナー出身の私から見ても、これなら人に頼らずとも、安全で効果的なトレーニングを提供できる理想のマシンだと感じ、すぐにイタリアの本社まで視察に行き、導入を決めました」

ユーザーにとってわずらわしい操作を極力省いたその利用方法はとてもスムースだ。初回利用時に設定すれば、次回からはログインするだけで、マシンがユーザー一人ひとりの身体や目的に合わせてトレーニングをカスタマイズ。次のステーションへの移動指示のほか、各マシンのシート位置や負荷も自動で調整してくれ、30分で完結のプログラムを作成してくれる。空いているステーションに誘導されるので待機時間も発生せず、非常にスマートだ。

プログラムメニューも目的別に「StartMoving」「LoseWeight」「Toneyourbody」「Stayyoung」「Boostperformance」の5つを用意。筋肥大を目指したい、体重を落としたい、または競技パフォーマンスを高めたいなど、一人ひとりが目指す身体づくりに向けて選ぶことで、目標に沿ってトレーニングに励めるようになっている。

なかでも最大の特徴が、マシンがコンセントリックおよびエキセントリックな動きにおいて、ユーザーのニーズに合わせて適正な負荷バランスを調整してくれること。関節への負荷を減らしたい高齢者から、身体づくりやパフォーマンス向上を目指すアスリートまで、それぞれの目標や身体に合わせ、安全・安心なトレーニングを提供する。その確かな効果と利便性から、メディカルフィットネスや潤沢な人材を確保できない地方などに導入が広がっている。

「一般的に人のサポートが必要だったトレーニングもバイオサーキットなら人の手を介さず可能になるところも大きな魅力でした。この機能によって、幅広いターゲットにも対応できるので、却ってマーケティング方法に悩んだほどです」(今村氏)

FIATOFITの正会員は月会費9,800円と、一般的な24時間ジムと比べて決して安くはないが、同氏は「パーソナルトレーナーが付いているようなトレーニングも可能になるので価格に見合った価値はあると思います。その点もユーザーにアピールしました」と語る。一方で、フィットネス初心者に向けてはトレーニングに対する事前知識が不要であることをアピールしたという。熊本県には新しいもの好きな人を指す「わさもん」という方言があるほど、好奇心旺盛な県民性もあいまってか、同施設には「どんなマシンなのか?」と興味を抱いた多くの人々が訪れ、体験された方の多くが「これならもっと使ってみたい」とそのまま入会してくれたそうだ。

FIATO FITについて:https://kumamoto-gym-fifi.jp

FIATO FIT 外観。次世代型トレーニングジムで革新的な設備をアピール