医療と運動を融合し、健康寿命延伸や生活の質向上に貢献する「メディカルフィットネス」。その最新事例や実践知を学べる「メディカルフィットネス・フォーラム2026」が、8月1日(土)・2日(日)に有明セントラルタワーホール(3階・4階)で開催される。医療連携や集客、人材育成など、施設運営のリアルな課題に向き合う講演やセミナーを通じて、参加者は次の一手を見出す貴重な機会となりそうだ。

  • 公益財団法人 日本健康スポーツ連盟
    事務局長 田中尚子氏(左) 
    事務局 次長 赤木雄介氏(右)

医療と運動をつなぐ実践知が集結

医療とフィットネスの連携が加速するなか、現場で求められる知識やノウハウも高度化している。公益財団法人 日本健康スポーツ連盟と日本メディカルフィットネス研究会が主催する「メディカルフィットネス・フォーラム2026」は、そうした現場ニーズに応える実践型イベントとして開催される。

昨年度に続く2日間開催の今回は、より「実務に落とし込める内容」と「交流価値」の強化を図った点が特徴だ。

公益財団法人 日本健康スポーツ連盟で事務局長を務める田中尚子氏は、「単なる情報提供ではなく、参加者が自施設に持ち帰り、すぐに活用できる学びを重視しています」と語る。

1日目は、運動指導者向けの実技・実践プログラム、42条施設や外部医療機関と連携したメディカルフィットネスの経営事例、栄養学プログラム、医師によるケーススタディを交えた実習などを展開。2日目には、運動療法領域の研究者による特別講演に加え、内科・整形・循環器領域別プログラム、企業による事例型ランチョンセミナー、メディカルフィットネス立ち上げや集客、医療連携、DXなどをテーマにしたセッションが並ぶ。

また、運営に役立つ展示会も同時開催される。最新機器やシステムをはじめ、飲料やアプリケーションなど、多彩な企業の製品・サービスを体験し、直接の相談や比較をすることも可能だ。

課題解決に直結するセミナーを多数開催

運営課題解決へ導く成功事例と交流

開催に向け、「全国有数の施設による実践事例を共有できることは、本フォーラムならではの価値」と同事務局で次長の赤木雄介氏は話す。

クラブに医療的要素を加えることで、メディカルフィットネス業界への参入が可能となる。現在その数は増加傾向にある一方で、医療側との連携構築、会員継続率向上、人材育成、収益性確保など、多くの課題を抱えている。さらに近年は、医療機関が母体となる施設開業時のマーケティングや、指定運動療法施設制度の活用方法など、経営視点での課題も顕在化しているという。

こうした課題に対し、本フォーラムでは成功施設の運営手法や意思決定プロセス、疾患別対応の工夫、医療と運動をつなぐ連携モデルなど、具体的な事例を通じて学べる構成を用意した。

「講師や参加者同士の対話から、自施設の課題解決につながる新たな視点を得られるはず」と田中氏は期待を寄せる。また、全国から集まる参加者同士の交流も、本フォーラムの大きな価値の1つだ。地域や業態の異なる事業者同士が課題や成功事例を共有することで、新たな事業展開や運営改善のヒントを得る機会にもなりそうだ。

運営に役立つ製品やサービスが体験可能

学びを現場改善へつなげる2日間

「フォーラムで得た学びを、改善施策やサービス導入、スタッフ教育など具体的なアクションに落とし込んでほしい」と赤木氏は強く語る。取得した知見は、より安全で効果的な運動療法の提供、疾患に応じた個別プログラムの充実、患者のアフターケア強化など、利用者への提供価値向上にもつながる。

田中氏は、「メディカルフィットネスは、今後の医療・健康・フィットネス分野において重要な役割を担う領域」と語り、「これから立ち上げを検討する方、運営に課題を感じている方、さらなる発展を目指す方にとって、必ず新たな気付きと出会いがあるはず」と参加を呼びかける。

医療とフィットネスの可能性を広げる実践知の共有の場として、本フォーラムは多くの事業者にとって価値ある機会となりそうだ。

メディカルフィットネス・フォーラム2026
開催日:8月1日(土)・2日(日)
開催場所:有明セントラルタワーホール