長年にわたり、フィットネス業界は顧客一人ひとりのデータを活用して、最適化された情報やサービスを提供するパーソナライゼーションを理想としてきた。今日、AIはそれを支えるインフラへと変わりつつある。
その変革について、健康・フィットネス業界を代表する業界誌「Health & Fitness Business」(HFB)2026年6月号は、記載されている記事を紹介する。
フィットネス業界全体で、AIを活用したシステムを用いて、会員がフィットネスを体験し、運動を継続するために、以下のような方法を用いて変革しようとしていることが表れている。
AIにより、会員のライフスタイルに合わせて進化していくものとなった。AIを適切に管理すれば、連続する体験価値は、ブランドへの忠誠心と顧客維持率を高めるエンゲージメントの向上につながり、さらに健康状態の改善にも貢献する。ここでは、新規会員ジャーニーを最大限に活用するために、AIを活用した5つの方法をご紹介しる。
1.オンボーディングを活用して、即座に没入感のある関係を構築する
フィットネスにおけるオンボーディングを、AIが完全に変えた。「私たちが目にしているのは、『運動を始めて、継続してくれることを願う』モデルを超えて、ガイド付きのものへの移行です」と、GoodLife Group の戦略計画および企業開発担当シニアディレクター、モーガン・ダニエルソン氏は指摘する。会員との関係は、当初から各種のデータをモニタリングすることで強化されている。
クラブにとっては、よりパーソナライズしたサポートを提供する機会が生まれている。「従来、オンボーディングには、1回の評価と一般的なプログラムが提供されることが多かった」と カンザス大学医療センターの身体活動・体重管理部門の上級科学者であるレネー・J・ロジャース氏は話す。「今では、AI とより良いデータ入力により、会員が関与するに連れて洞察が進化する、遥かに反復的なプロセスを作成できます。データはまた、スタッフが、会員が何に反応するかを学ぶのに役立ち、エンゲージメントを維持する継続的なフィードバックのループを作り出します。
適切なワークアウト、適切な後押し、適切なタイミングでの適切なチェックイン。そういったタイムリーで適切なサポートこそが、人々を再び呼び戻す理由なのです」とダニエルソン氏は言う。