3月5日、赤坂トラストタワーの38〜43階に、US発の“サステナブル・ラグジュアリー・ライフスタイルホテル”を謳う1 Hotel Tokyoがオープンした。客室数全211、CASBEE Sランク取得。バイオフィリックデザインとサステナビリティを中核に据えたこのホテルの思想は、実はフィットネスクラブの新業態をデザインするための豊かなヒントに満ちている。本稿では、1 Hotel Tokyoの体験価値を読み解きながら、“サステナブル・カジュアル・ライフスタイルクラブ”という新しいカタチの可能性を提案する。
◆都会のサンクチュアリ——1 Hotel Tokyoという体験
3月5日にオープンしたばかりのUS発の“サステナブル・ラグジュアリー・ライフスタイルホテル”1 Hotel Tokyo@赤坂(客室数全211)。もちろんCASBEE Sランクを取得している。
赤坂トラストタワーの38〜43階に位置し、周辺の都市空間の景観と、日本の素材、そして1 Hotelsを象徴するバイオフィリックデザインが融合した空間となっている。自然を感じるデザインの中で都会の中のサンクチュアリのような体験価値を堆能できそうだ。
私がいつもこのメルマガで書いているようなブティックホテル的なカラーもまとっている。
◆細部に宿るブランドの世界観
ブティックホテル的と感じさせる要素としては、エントランスに大谷石を採用し、パブリックエリアに日本庭園の要素を取り入れるといったデザイン面でのこだわりや、再生木材や自然石材といったサステナブルな素材の使用、シャワーの長時間利用を抑制する砂時計の設置、ワインボトルを再利用したグラスの採用など、ブランドの世界観を細部まで彻底的に作り込んでいる点が挙げられる。
価格は、サービス料15%が加算される設定で、これは東京のラグジュアリーホテルの中でもちょっと高めの水準(一般的には10〜13%程度)。宿泊料金自体も1泊10万円台後半からが中心帯と見られ、「サステナビリティ×ラグジュアリー」という付加価値を価格にしっかり反映した戦略を採っている。
もちろん、いわゆるロビーソーシャライジングの機能を盛り込んで、様々な文化的なイベントをロビーで開催。ジムやプール、スパなども設置されていて、身体や心もサステナブルであるように工夫されている。
森トラストの社長の伊達美和子