美容・健康に関する製品・サービス、技術などが国内外から集まる「ビューティーワールド 大阪」。21回目の開催となる今回は、従来の美容領域に加え、フィットネスやウェルネスまで裾野を広げ、10月19日(月)~21日(水)の3日間、インテックス大阪で開催される。なかでも注目したいのが、新設の「ねむり+リカバリー」。美容と健康の接点から、フィットネス事業者の新たなビジネスのヒントを探る。
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メッセフランクフルト ジャパン株式会社ビューティーワールド 東京/大阪統括マネジャー大井田美由紀氏
美容からウェルネスへ広がり続ける可能性
西日本最大級の総合ビューティ見本市「ビューティーワールド 大阪」。今回は、インテックス大阪の1~5、6B号館で開催される。エステティック、ヘア、ネイル、アイラッシュといった従来のビューティ分野に加え、医療美容やフィットネスまで対象領域を広げている。
今回は約600社の出展を予定し、「コスメティック」「美容機器」「クリニックケア」「ヘア」「アイラッシュ」などのゾーンを展開。大阪ネイルフォーラムも同時開催する。さらに注目したいのが、「からだ+キレイ」「テイスティ」「フェムモア」「ねむり+リカバリー」を一括りにした「ウェルネスエリア」を設置。2020年に「からだ+キレイ」を立ち上げて以来、少しずつウェルネス領域を拡大してきた。同社で統括マネジャーを務める大井田美由紀氏は、「人々のQOLを高める、新しいビジネスを探す場にしていきたい」と力強く話す。
新設ゾーンに見る「休養」という新たな価値
今回の大きな特徴が、初めて設けられる「ねむり+リカバリー」ゾーンだ。
設置の背景には、近年高まる睡眠・休養への関心がある。きっかけの1つとなったのが、2025年に実施した森柾秀美講師によるヘッドマッサージの有料セミナー。エステティック業界向けの企画だったが、実際には美容師など幅広い層が参加。さらに、ヘッドスパを導入したサロンで高いリピート率につながっている事例もあり、睡眠やリラクゼーションに対するニーズの高さを実感したという。
デジタル社会で頭を使い続け、眠りに悩む人が増えるなか、その課題解決に役立つ関連商材も広がっている。「『きれいになる』ことから、栄養や身体の内側を整えることへ、そして効率的に休養することへ。美容の周辺に生まれた新たな市場を捉え、今回のゾーン設置に至りました」と大井田氏。
現在、同ゾーンには7社が出展予定。リカバリーウェアや睡眠に特化したマットレス、リラックスを促す商材、温浴関連商品など、多様なアプローチから「眠り」と「回復」を提案する。
フィットネス事業者の次の一手を探る、絶好の機会
「ねむり+リカバリー」は、従来の同展の来場者であるサロン関係者や小売・商社だけでなく、フィットネス事業者にもぜひ注目してほしい。事業責任者やトレーナーにとって、既存サービスとの組み合わせや新たな付加価値を考えるきっかけになるだろう。
会場では睡眠美容コンサルタントによる「若さも活力も手に入れる睡眠美容」や、管理栄養士による食に関するセミナーなど開催される。また、ヘッドマッサージを取り入れた実技セミナー「極上爆睡フェイシャル」も実施。
大井田氏は、「ビューティーワールドで得られる情報が、フィットネス業界にも取り入れられ、健康で美しく豊かな人生を送る人が増えてほしい」と期待を寄せる。
フィットネス施設を取り巻く競争が激しくなるなか、運動だけで差別化することが難しくなっている今だからこそ、美容、栄養、睡眠やリカバリーといった周辺領域に目を向けることには大きな意味がある。
同展を「美容の見本市」と限定せず、「顧客のQOL向上と新たなビジネスを生み出すヒントを探す場」と捉えることにより、フィットネス事業の価値はさらに高まっていくだろう。
※本見本市は、商談や買付けを目的とした方の見本市のため、一般の方、16 歳未満の方、お子様を連れてのご来場をお断りをしております。