水素には抗酸化・抗炎症・抗アレルギー効果に加え、疲労回復、血流改善など多くの症例で効果を発揮することが動物実験や臨床研究で示されてきた。また新型コロナウイルス禍においては、様々な肺障害モデルにおいて治療効果を発揮することを受け、中国では新型コロナウイルス感染に伴う肺炎症例に対して、水素吸入療法をいち早く導入。その臨床的有効性を示唆する論文も発表されている。水素の肺炎重症化予防、サイトカインストーム(免疫暴走)抑制効果に着目したもので、何千台という水素吸引機が新型コロナウイルス患者治療に導入された。

注目される水素吸引と課題

日本国内においては慶應義塾大学水素ガス治療開発センターの推進する『水素ガス吸入療法』が厚生労働省の定める先進医療Bに承認されたことを受け、水素吸引に対する注目は医療分野だけにとどまらず、ヘルスケア領域・美容領域でも日々高まっており、多くのメーカーから水素吸引機が上市されている。しかしながらヘルスケアの分野では、水素発生量や吸引方法が各社で異なっており、実際に吸引を行った際の体内血中濃度に関する明確なエビデンス取得が課題となっていた。

慶應義塾大学と共同研究 先進医療レベルの血中水素濃度を確認

株式会社ドクターズ・マン(以下、ドクターズ・マン)は、同社で製造販売を開始した水素ガス吸引機「H2JI1」を用いて慶應義塾大学との共同研究を実施。同機を使用して水素ガスを吸引入した場合、十分な水素飽和濃度を確保できるか吸引開始後より頸動脈の血中水素濃度測定(前臨床試験)を行った。その結果、同機器から吸引方法を考慮し水素吸引した場合、先進医療で承認されている2%水素ガス投与と同等以上の血中水素濃度を達成できることが確認された。これは、同機器に治療効果が実証されている十分なレベルまで血中水素濃度を上昇させる能力があることを証明する重要なエビデンスとなる。

水素吸引後の時間(横軸, 分)に対する頸動脈の水素飽和レベル(縦軸, %)

注目高まる水素水・水素吸引 いまこそ日常的な水素摂取を

すでにフィットネスクラブで普及している水素水サーバーは、日常的な水分補給と水素補給を同時に行える利便性の高いものだが、水素吸引機は集中的な水素補給特化型といえる。これまで水素の有効性が報告された疾患は、生活習慣病、慢性関節リウマチ、喘息、肺炎、うつ病、認知症、脳卒中、心肺停止症候群、クモ膜下出血、心筋梗塞など多岐にわたる。ドクターズ・マンは、今回の共同研究で、治療効果が実証されている2%の水素ガス投与と同等以上の血中水素濃度を証明した。この実証結果を機に、フィットネスクラブでも日常的な水素水の提供に加えて、集中的な水素吸引の水素トータルサービスを検討してみてはいかがだろう。