アンチエイジング分野で今話題のNMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)。

NMNサプリメントの『INNERBEAUTY』を開発・販売しているスリーエム株式会社(以下、スリーエム)は、今秋、大手スポーツジムクラブ、メーカー数社及び美容施設などと連携して当該商品の販売を開始した。

NMNが注目される理由や、スポーツクラブがサプリメントを販売するメリットについて紹介する。

田村尚久氏
スリーエム株式会社 代表取締役

注目の「NMN」とは

アンチエイジング分野で近年話題となっている「NMN」。

抗老化研究の第一人者である、米ワシントン大学の今井真一郎教授によると「NMNは、臓器や組織の機能を保ち、老化を遅らせる効果が期待できる」という。

元来、体内に存在している NAD(すべての生物の細胞内でエネルギー産生にかかわる重要な物質)が加齢とともにさまざまな臓器で減少することが、糖尿病などの疾病の原因となっていることがわかっており、このNADを活性化できるNMNに注目が集まっている。

NADの活性化は、疾病予防のほか、健康長寿、加齢予防にも関連があるとされており、いわゆる長寿遺伝子とされる「サーチュイン遺伝子」の活性化にも、NMNが寄与していることもわかっている。

あらゆる方面から配慮された安心・安全性

サプリメントは安全性などの懸念から、知識のない一般人に広がりにくい部分も多い。

だが、スリーエムが開発・販売する『INNER BEAUTY』は、米国食品医薬品局(FDA)の安全基準を満たしたNMNを使用している点や、GMP(国内製造の安全性を保証する権威ある認定)工場で国内生産している点が、医師からも高く評価されている。

また、純度に関しても業界トップレベルの「99.9%以上」を実現。

NMN以外の不純物をいかに取り除くかを追求してできた商品であることが伺える。

スポーツクラブがNMN サプリメントを導入するメリット

では、健康を提供するスポーツクラブなどがNMNサプリメントを導入するメリットは何だろうか。

1つは、運動や食事だけでは補えないNMN要素をサプリメントで摂取してもらうことで、健康のトータルサポートができること。

もう1つは、クラブの付帯収入を増やせることである。

コロナ禍で多くのクラブにおいて新規入会者数が減少傾向にあるため、今後は客単価を上げる方法として、クラブごとに付加価値を考えていく必要がある。

その一つの手段として、NMNサプリメントの導入がある。

在庫リスクがなく付帯収入のアップにも

付帯収入アップ策の一つとして新たに物販の開始を検討する企業が直面する障壁が「在庫リスク」である。

特に、NMNサプリメントは単価が2~4万円と高いため、クラブ側が在庫として抱えるリスクが大きい。

そこで、スリーエムでは、クラブが在庫や決済リスクを抱えることなく販売できる方法を考案した。

まず、スリーエム側でクラブ専用のHPを作成し、購入ページのQRコードを発行する。

スタッフには当該HPを見ながら購入を希望される会員さまに説明、購入手続きまで行ってもらう。

手続きが終わると自動的にスリーエム側にお客さま情報が送信され、クラブ側は決済管理や商品発送などの手間をかけることなく、販売できるのが特徴である。

もちろん、当該HPから購入された商品売り上げの一部がクラブ側に還元されるため、クラブの付帯収入アップの一つの選択肢として期待できる。

大手スポーツクラブの導入で益々注目度がアップ

上記のように、従来クラブ側が抱えていた負担を減らせたことで、今秋、大手スポーツジムクラブ、メーカー数社及び美容施設などと連携して当該商品の販売が開始された。

スリーエム代表取締役の田村尚久氏は、「NMNサプリメントは、40 ~ 60代の男女ともに飲まれている商品です。

特に、経営者や富裕層の間での認知が高まっているため、そういった方々の利用が多いラグジュアリー向けのクラブと相性が良いと思います」と話す。

こういったサプリメントをうまく取り入れながら付帯収入を伸ばしつつ、健康長寿と向き合うお客さまをトータルサポートできるクラブが増えることを願う。