2021年10月14日(木)〜16日(土)にかけて行われたIHRSA2021コンベンション。初の100%オンライン開催となったものの、リアル開催に負けず劣らずの盛り上がりを見せた。
中でも、例年好評のフィットネスクラブ視察では、この環境変化に力強く対応している世界の注目クラブを、バーチャルで視察。アメリカ、ヨーロッパ、ロシア、アジアの10施設を訪問した。
そこで、フィットネスビジネス編集部では、IHRSA2021バーチャル世界のフィットネスクラブ視察ツアーの様子を、「コロナ禍で進化する世界のフィットネスクラブ10選」として紹介していく。
第1回は、LOS ANGELES ATHLETIC CLUB。
※記事の最後には動画もございます。ぜひご視聴ください。
140年の歴史と、環境に対応する革新性が支える
ロサンゼルス・アスレチック・クラブは、1880年に設立された141年の歴史を持つ老舗クラブ。このクラブハウスは1912年に建設されたもので、2,800坪を超える施設には、約2,500坪のフィットネスクラブ、72のホテルルーム、3つのレストランとバーがある。
コロナ禍をきっかけに、駐車場の屋上の広さを利用して、アウトドアジム&イベントスペース「ヘラクレス・ビーチ」を開設。以来、人気エリアに。
コロナ禍では、500人が休会または退会となり、現在の会員数は3900人となっている。
DATA
天窓から自然光が差し込む屋内コート「ジョン・R・ウッデン・バスケットコート」
UCLAのバスケットボール名将で、20世紀最高のスポーツの指導者と言われるジョン・R・ウッデン氏に敬意を表して名づけられたコート。
バスケットボールコートは、クラブ内で最大のスポーツコミュニティの本拠地であり、300人以上の現役バスケットボール選手が所属している。特徴的なのは天窓で、頭上にある巨大な天窓から自然光が差し込むようになっている。
25ヤードプール「プランジ」
スイミングプールは、クラブの中で2番目に大きなコミュニティで、約300人のメンバーが常時利用している。クラブハウスがオープンした1912年にデザインされたアールデコ調のシャンデリアが特徴。25ヤードプールの隣には小さなプールがあり、フィジカルセラピーや子供のスイミングレッスンなどに利用している。
クラブの歴史に敬意を表して作られた「ブルールーム」
ロサンゼルス・アスレチック・