2022年は、COVID-19の流行、業界の正常化、フィットネスクラブのビジネスモデルの変化など、激動の2年間を経て、今後のビジネスの成長のために、最も重要な年となるだろう
2021年の同調査レポートは、「2020年は多くの人、特にフィットネス業界の人にとって、人生で最も記憶に残る年になる」と始まりました。私たちは、COVID-19と呼ばれる世界的なパンデミックがすべてを変えるだろうと予測しました。
そして、2022年を迎えた今、フィットネス業界はその影響を受け続けています。2022年の調査結果には、ワクチンの普及、緩和策の実施、通常のライフスタイルへの復帰の必要性などが影響していると考えられます。
例えば、2021年に新たなトレンドとして1位となった「オンライントレーニングやバーチャルトレーニング」は、2022年は、「オンラインライブやオンデマンドのエクササイズクラス」として9位に落ちました。一方で、トレンド1位は、ウェアラブルテクノロジーとなりました(2021年は2位、2019年と2020年は1位)。
2022年のトレンドで注目されるのは、「ホームエクササイズジム」が2位、「アウトドアエクササイズ」が3位となったことです。COVID-19による結果であることは間違いありませんが、アウトドアエクササイズは2021年のトレンドでは4位でした。2019年は17位、2020年は13位から、年々ランクアップしてきています。
高強度インターバルトレーニング(HIIT)は、2014年には1位でしたが、2021年には5位となりましたが、2022年には7位に下がりました。
この年次調査の結果は、フィットネス業界が将来発展するための、重要なビジネス上の意思決定を行う際に役立ちます。プログラムへの投資は、テレビやSNSで見かけるインフォマーシャルや、有名人が紹介して「流行」になっているかどうかに基づいて決定するのではなく、世界中のフィットネス指導者の視点から見た新たな「トレンド」に基づいて行うべきです。以下、各トレンド動向を、コロナ禍以前と比較しながらまとめます。
世界のフィットネストレンド2022
1 ウェアラブルテクノロジー
2 ホームエクササイズジム
3 アウトドアでのフィットネス