アメリカでも、パンデミックによりジムやスタジオがおよそ22%減少した。とはいえ、日本よりもフィットネスが生活文化として根付いているアメリカ人は、ジムを選ぶ際に多くの選択肢を持っている。マーフィー・リサーチは、2018年からシンジケート・トラッカー「State of Our Health(SOOH)」を通じて、アメリカにおけるフィットネスの意識と行動を追跡調査している。

その数字をもとに、アメリカ人の多くがジムやスタジオに入会するかどうかを決める際に見ているポイントのトップ5と、パンデミックによってどう変化したかを紹介する。

アメリカ人がジムに入会する前に考慮している5つのこと

 

一に場所、二も場所、三も場所

立地条件はさほど問題ではないか思われるかもしれないが、会員を惹きつけ、維持するためには、便利な立地であることが重要である。

アメリカ人は、運動するために遠くへ行きたがらない。そして、多くの人がリビングルームで良い汗をかくことができるようになった今、それはさらに明白な要因となっている。

ジムを選ぶ理由として、立地は1位であるものの、パンデミック以降、過去2年間で重要度が下がっている。2019年の第3四半期には、ジム会員の60%がジム選びの重要な要素であると回答していた。しかし、2020年の同時期には44%、そして2021年の同時期では47%しか回答していないのである。

つまり、会員にとって立地は依然として重要だが、検討プロセスがパンデミック以前とは変化していることを示している。ジムの利用者は、より多くの要素をより総合的に考慮するようになっており、他の要素を理解することが重要となっている。

フィットネス関係者のためのヒント

ヘルスクラブ、ジム、スタジオを所有または運営している場合、マーケティング努力と提供物を、最寄りのビジネス、家庭、顧客に集中させよう。超地元密着型にすることが重要である。

適切な機器を提供しているか?

ジムを検討する会員にとって、便利な立地に次いで重要なのが、希望する設備が置かれているかどうかである。フィットネスに熱心な会員の多くは、そもそもジムに入会する理由が設備にあるため、これが重要なのは当然といえば当然である。

しかし、注意すべきなのは、顧客層によって「適切な」設備は異なることだ。

例えば、顧客の多くが男性であれば、筋力トレーニングの