小田急電鉄株式会社(以下、小田急電鉄)は2022年1月14日に、4H fitness梅ヶ丘スタジオ(以下、4H fitness)をプレオープン。同社の新規事業として、フィットネス事業へ進出することとなった。パートナーとして選ばれたのは、最先端IoTマシンによって効率的なサーキットトレーニングを可能とする「milon」。小田急沿線の健康増進を目指す同社の取り組みについて斉藤氏に訊いた。

4H fitnessは小田急線「梅ヶ丘」駅より徒歩3分の同路線高架下にオープン。元々は岩盤浴施設があった場所の一部をフィットネススタジオとしてリニューアルした。テレワークの浸透による生活様式の変化、それに伴う電車の移動需要の減少をカバーする事業として、満を持して1号店を構えた。

小田急電鉄は新事業進出前に入念なリサーチを行っており、小田急沿線でなんと約6,000人にアンケート調査を実施したという。運動習慣が続かない人たちの課題は「運動が苦手」「気軽に通えない」「自分にあった運動ができない」「運動成果を実感できない」に分類できるとわかった。これらの課題の解決方法として、同社はmilonマシンを活用したIoTサーキットトレーニングスタジオの出店を決めた。

まず、1周あたり17.5分で効率的に全身の有酸素運動と筋力トレーニングを可能にすることが強みだ。生活のなかで、まとまった時間を確保するのが難しい会員さまでも気軽に通うことができる。このサーキットトレーニングを1日あたり2周して、週に2日通うと1月あたり約4時間の運動ができる計算になる。

厚生労働省が定める「運動習慣のある者」の基準を満たす水準だ。それこそが4H fitness(フォーエイチフィットネス)の名前の由来である。

さらに、習慣化(Habituation)、健康(Health)、ハッピー(Happy)、心の安らぎ(Heart ease)を提供価値とし、4つのHを大切にするという意味も込められている。

続いて、個人のデータを収集して最適化できる点がIoTフィットネスマシンの特徴で、専用アプリを用いれば自身の成長記録が見えるうえに、スタジオでトレーニングを行うときには、その人に最適な負荷やポジションに自動でマシンを調整してくれる。まさに最先端のフィットネスマシンである。

金額は7,980円(税込)と手軽な設定になっており、プレオープン期間ですでに約