ヴァージン・アクティブとヘルシーフード・ブランド「ニュウ」と「カウアイ」を統合したグループ企業のCEOであるディーン・コワルスキー氏は、統合された事業を本物の「ウェルネス」産業として高く評価されるものへと導こうとしている。日本の総合業態をアップデートするためのコンセプトとしても「ウェルネス」は、とても的を射たものに思える。本誌と提携する欧州のフィットネスビジネス情報誌『Healthclub Management』(2024年第9号)より、ディーン・コワルスキー氏へのインタビュー記事を翻訳してお届けしたい。
(訊き手 同誌編集長 リズ・テリー氏)
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―チームのスキルアップは進んでいますか?
施設を整備し、ブランドを再構築し、マーケティングを強化していますが、いずれも卓越した会員体験を提供しなければ意味がありません。このサービス志向の文化を浸透させるのは旅のようなものですが、私たちは順調に前進しています。
―ジムにホスピタリティの要素を取り入れることは、ヘルスクラブをウェルネス・ビジネスへと進化させる大きなチャンスだと思います。このアプローチは文化に影響を与えていますか?
カルチャーはかなり変わりました。私たちは、より速く、より起業家的で、より企業的でないやり方で仕事をし、迅速な決断を下し、リスクを取り、大胆な意思決定をすることを奨励しています。私たちはまた、従業員が意見を共有し、協力する能力を養うことで、起業家的でスタートアップ的な文化を発展させ、これを何千人もの従業員を抱える重要なグローバル・ビジネスに組み込んでいます。
私の仕事の大きな役割のひとつは、この文化を根付かせることと、ユニークで特別なものを生み出そうとするとき、それが万人受けするものではないことを認識することです。
私たちはビジネス全体で豊富な才能を発見したので、全員が輝けるように構造をフラットにしました。